☆俺らの強み（番外編） ページ43
翔太 side(高2)
涼太が倒れて病院行ったって聞いて、身が入らなくなった俺を見かねて、担任が病院まで連れてきてくれた。涼太、いじめに遭ってたんだって。俺、知らなかった。
「涼太、家では普通だったから…」
『そっか…心配掛けたくなかったのかもな』
担任は、病室で眠る涼太を心配そうに見たあと『自分を責めるなよ。涼太は望んでないはずだから』って励ましてくれた。
事の発端は…いつだろう。考えてみれば、日常に少しずつ違和感は潜んでたのかもしれない。
「涼太？何探してんの？」
涼「数�兇龍飢塀顱�置いてきちゃったかも」
「俺の使えよ、いま使ってないから」
元々抜けてるんだけど、それにしては探し物が増えたし、
「涼太、今日帰りお前のクラスまで行くよ」
涼「っ、いや、いいよ。下駄箱で合流しよ」
「そう？まぁいいや、わかった」
涼太のクラスに行くことは必ず阻止された。
今回のも足引っ掛けられたらしくて、たまたま机に頭ぶつけたって…誰かが狙ってやったに決まってんだろ。
辰「辛かったよなあ涼太…ごめんなぁ…」
涼「なんで、たっちゃんたちが謝るの…？」
大「家族が気づいてやれなくてどうすんだよ…！誰よりも味方でいるべきだろ…！」
病室でいじめの被害を明かした涼太に、俺らはたくさん謝った。こんなんで涼太の傷が癒えるわけないけど、自分責めるなって涼太も先生も言うけど、無理だよ。だって俺、一番近くにいるのに。
涼「学校、行きたくない」
照「そっか。俺も休みだし一緒にテレビ見よ」
検査をして、身体の無事は証明されて退院したけど、涼太は学校に行けなくなった。先生にも理由は話したくないって。俺も涼太がいないなら行きたくないけど頑張った。虚しかったけど。
『深澤、出てこねぇじゃん』
『びびってんじゃね？』
でもある日、涼太のクラスの前を通った時、そんな声が聞こえたんだ。我慢できなくなって、気づいたらそいつらの胸ぐらを掴んでいた。
「お前らが…！涼太のことぶっ壊したんだな！っざけんなよ！お前ら家族に同じことされたら耐えられるんだよな？！なあ！」
『っ、いやそれは…』
「一生一緒の相方がボロボロに傷つけられて黙ってられると思うなよ！涼太が今どんな思いか分かんねぇだろうなあその頭じゃ！あんなに学校大好きだったのに…！お前らのせいで…！」
次に冷静になったら、担任と生徒指導室にいた。差し出されたハンカチで、自分が泣いてることに初めて気づいた。
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RINA - リクエスト失礼します！双子ちゃんが自転車に乗れるようにお兄ちゃん達に教えて貰って練習して何回も転んで泣いてしまうけど諦めないで練習して乗れるようになったらみんなに沢山褒めてもらう話をお願い出来ますか？ (2021年4月9日 11時) (
レス) id: 883f84c559 (このIDを非表示/違反報告)
リューク - リクエスト失礼します。他の人が忙しくて、亮平くんが体調を崩している中双子のお迎えに行ったものの、途中で力尽きてしまい、たまたま通りかかった北斗くんに双子諸共助けてもらう話を読みたいです。よろしくお願いします (2021年4月8日 22時) (レス) id: 0d48ae5d5d (このIDを非表示/違反報告)
すぅ(プロフ) - リクエストお願いします！いわふかだけ休みが被って2人だけで過ごすお話お願いしたいです、お出かけするか家でのんびりするかのどちらかのシチュでお願いします、！ (2021年4月7日 20時) (レス) id: 83abd8b595 (このIDを非表示/違反報告)
森岡(プロフ) - ぴぴぴさん» 私も後から康二は双子ちゃんの友達だった事を忘れていました(汗)見てくれるお兄ちゃんはもう一人は大介くんがいいです。楽しい雰囲気で練習出来そうなので。よろしくお願いいたしますm(_ _)m (2021年4月6日 23時) (レス) id: 14ad0d75ff (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴぴ(プロフ) - 森岡さん» リクエストありがとうございます！書き始めるまで気が付かなかったのですが（笑）、康二くんはいつも双子のお友達で登場するので、あと一人練習を見てもらうなら蓮か大介が良いかなと！どちらもでももちろんOKですが、いかが致しましょうか？ (2021年4月6日 23時) (レス) id: fc427e031e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴぴぴ
| 作成日時：2021年1月23日 18時
