MIRACLE twins

♪ ページ42

照 side


目を覚ますと、亮平はいなくて、代わりにドアのところからこしょこしょ、内緒話が聞こえてくる。


亮「いい？ひーくん元気じゃないんだから、たくさんおしゃべりしないんだよ」

涼「こしょこしょ？」

翔「ひーくんにくっついちゃ、め？」

亮「うん。でも、よしよしくらいならいいよ」


その後、コンコンって律儀にノックしてから入ってきた亮平。と、その後ろを着いてくる翔太と涼太。


亮「どう？お粥持ってきたけど、食べられそう？」

「ん、さっきよりだいぶいいわ…全部は無理だけど食えそう」

亮「よかった。ほら翔太、涼太、プレゼントするんでしょ？」


そう促されて出てきた双子は、あい！って画用紙とチョコを渡してくれた。


翔「ひーくんね、かっこいいんだぁ！しょうたとりょうたのことだっこしゅるの」

涼「りょうたね、にこにこのひーくんだいすき！」

「…ありがとね、ひーくん元気になりそうだよ」


小さな手でよしよしって髪を撫でてくれたから、お礼に俺もわしわしと2人の頭を撫でてあげたら、ひーくんにこにこだ！って嬉しそうにするから、これが俺にとっては特効薬になりそうだなあ、なんて思いながら絵を見つめる。

絵の中の俺は、兄弟に囲まれて、双子と手を繋いで嬉しそうに笑っていた。



(おまけ)


亮「え？照くん？こんな朝早くに起きてるけど、まさか昨日まで高熱あった人が熱下がったから今日はランニング行きますっていう馬鹿なことは言わないよね？」

「っえ、いやぁ、…」

亮「言わないよね？？？？」

「…ハイ」



fin.



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リクエスト：照が高熱で、涼太と翔太が心配するお話

リクエスト ありがとうございました！

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