【薄桜鬼沖田総司】君を探していました〜 ヴァンパイアな彼と過ごす日々〜

12 ページ12

「おっはよーぉ！」



貴「わぁ！？」



「今日も可愛いねー。食べちゃいたい」


貴「朝から恐ろしいこと言わないでください」





朝、ノックもせずに彼女の部屋のドアを開ける
着替えの様子を見たかったんだけど…残念。←







彼女が此処に来てから、数日が過ぎた。
そして此処にも少しずつ慣れていこうとしてくれて、嬉しい限りだ







此処に居ようかどうかはずっと考えてたみたいだったんだけど、彼女の様子から、なんだかんだいてくれるみたい








「あの、何か用ですか？」


「…えっと、
…君の笑顔を見に来ましゴフッ」





唐突に枕を投げられた。





「すいません。手が滑りました。
あの、毎朝毎朝(に限らないけど)、そう言うのやめて頂けませんか？調子狂います」



「え、良いじゃん」








手が滑ったって……






この子を甘く見てた僕が馬鹿だった









この子は意外に意思がしっかりしていて、言動力もあるようで。






結構元気じゃん。安心した









「女性を口説くのが上手な男性の方って、
マシな人いないんですよ。」









ベットを整えながらサラッと言った彼女。





それを佇(たたず)んでポカンな僕。









しょぼん。









そういう目で見られてたとは思わなかった








激しくショック




貴「え、何ですか。傷ついたんですか」



「うん。僕のガラスのハートが」



貴「どこがガラス？」



「ねぇ傷付いたから優しくして？」



貴「聞いてない…」









こんな感じで始まる朝。

一人の時より、ずっと楽しい

13→←11

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す