9曲目 自然光 ページ9
マネージャーside
どうしよう、一通り事務所を案内し終わっちゃった。話が終わったらここの休憩スペースで待ち合わせなんだけどな。遅い。すごく。
Aさんとの間に沈黙が流れる。
『あ、あの…』
Aさんが小さいか弱い声で話しかけてくれた。人見知りなのに申し訳ない。
『ごめんなさい、…私あまり話すの得意じゃなくて』
今更だけどAさんはすごく容姿が整ってる。アイドルやった方がいいんじゃないかと思うくらい。物凄い白い肌に二重の伏し目がちの目。顎ぐらいまでしかないボブカットに華奢な身体。洋服が白いこともあいまって妖精みたいな感じ。
ﾏﾈ「大丈夫ですよ。逆にこちらこそごめんなさい。気を使わせちゃって。あっ、飲み物でも飲みますか？僕もコーヒー飲みたいんでよかったらぜひ」
コーヒーは別にさっきも飲んだからそんな飲みたいわけじゃないんだけど、こう言わないと受け取ってもらえなそうで。
ﾏﾈ「何がいいですか？」
やっぱりJKはカフェラテとか？あっ、タピオカとかしか飲まない？
『……りんごジュースがいいです』
ﾏﾈ「りんごジュースですね〜」
かわいいかわいいかわいいかわいい
ﾏﾈ「はいどーぞ」
『ありがとうございます。』
また沈黙が続いてしまう。
あの男の子のことはすごく信頼してたよね。あの男の子の話題をすればいいのか！
ﾏﾈ「あの男の子は幼なじみなんだよね？」
急に話しかけられてびっくりしている。
『はい、大切な幼なじみです…』
ﾏﾈ「学校も一緒なの？」
『…はい、すごく人気者です。だから私に構わなくてもいいのに…』
こういう時はどう励ませばいいんだ？
『ジホは…すごく優しいんです。』
Aさんが微笑んだ。
自然光を浴びながら少し悲しみを含んだ微笑みをしたAさんは綺麗で儚かった。
ｼﾞﾎ「A、ごめん、待たせて！」
『ううん、大丈夫だよ。』
男の子が社長とウジとボムジュと一緒に歩ってきた。
Aさんは男の子の方に歩いて行った。
と思ったらくるっと向きを変えにこっちに戻ってきた。
『あの、りんごジュースありがとうございます。楽しかったです。』
そう言って男の子の方に小走りで帰っていった。
そして2人は帰っていった。
社長「Aさんはどんな様子だった？」
ﾏﾈ「すごく可愛かったです…」
BZ/WZ「…………はい？」
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スピカ(プロフ) - anzuさん» コメントありがとうございます！大好きだなんて！……照れます。すごく嬉しいです！ (2020年12月25日 18時) (
レス) id: b2170b3322 (このIDを非表示/違反報告)
anzu(プロフ) - 大好きなお話なので更新嬉しいです！これからも応援しております！ (2020年12月25日 18時) (レス) id: 2d5dcafa21 (このIDを非表示/違反報告)
スピカ(プロフ) - はなやさん» ありがとうございます！すごく嬉しいです！ (2020年10月7日 6時) (レス) id: b2170b3322 (このIDを非表示/違反報告)
はなや - スピカ様の一つ一つの言葉遣いがとても綺麗で、読んでて楽しいです。ほんとに好きです。応援しています (2020年10月7日 2時) (レス) id: f5341d42e0 (このIDを非表示/違反報告)
スピカ(プロフ) - ゆみんさん» わぉ、とても嬉しいお言葉…！ありがとうございます！ (2020年10月4日 15時) (レス) id: 4505508c4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スピカ
| 作成日時：2020年5月10日 17時
