81.リセット ページ31
YOU side
パッと意識が覚醒して目だけをぱちっと開ける。
すると目には見慣れているようで見慣れていない天井が映り込んだ。
なんだ……？見覚えがあるようで…微妙にない………
「ぁ………」
どれくらい寝ていたのだろうか、うまく声にならない声が誰にもいないこの部屋に響いた。
ここはジスラボだ。
気づいたとき、私、死んで安置されてる？？とも思ったけど微かながら声は出たから死んではないのだろう。一回もここまで派手にやられたことがなかったから天井を見ることはなかったのだろう。
なんで誰もいないんだ…？？いつもジスさんかスングァンはいるのに……そう思って体を起こそうとすると腕から色とりどりの液体に繋がる数本の管が伸びていてうまく動けない。なんじゃこの点滴の色。毒々しい。
私は諦めてまた寝ていたベッドへ横たわった。
私何してたっけ？？んー？？ショッピングモール行って、爆弾仕掛けられて、ソクミンさんと別れて………
そのあとが上手く思い出せない。
昔からそうだ。危機的な状況になるとパニックからなのかどうやって生き延びたかも何もかも思い出せなくなる。
まぁ、今生きているのだから過去の私グッジョブとしか言えないが。
うーん、うーんと唸っているとジスラボの扉が開いた音がした。誰か戻ってきたのだろうか。起きたことを伝えないと、そう思って上半身だけ起こすと目の前に立っていたのは
『ギャーーーーーーー！？！？？？』
「イヤャァァァァァァァァァァ！！」
全身真っ白の男。その男は私を見るなり叫んだ。もう叫んでるけど、叫びたいのはこっちだよ！？誰！！？何！！？
あれ…でも、この声……
JH「なーに、ソクミナ、うるさいなぁ」
DK「だって！だって、Aちゃんが！！！」
JH「え………？っっ！！！！」
私は入ってきたジョンハンさんにガバッと抱きしめられた。耳元から鼻を啜る音が聞こえる。……もしかして、泣いてる？？あの肝が据わってるで有名な…？？
そしてなぜか白い粉まみれのソクミンさんも遅れて私に抱きついてきた。
DK「よかった…！よかったっ…！！」
JH「ヤー！！気持ちはわかるけど粉！！むせるからっ！！」
そうプンプンしているジョンハンさんだけど顔はニコニコしている。
私たちはむせて咳き込みながらも笑い合った。
終わり
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e - 続きもう書く予定ございませんか？？(T . T) (4月30日 17時) (
レス) id: 959c5b1a12 (このIDを非表示/違反報告)
BLACK - この作品面白いです。もうこのストーリーは終わってますか？すごく続きが気になります。本当に主さんの作品好きです。 (4月29日 23時) (レス) id: 9fde84787d (このIDを非表示/違反報告)
名無し45051号(プロフ) - こんにちは！この作品とっても好きです‼︎更新待ってます、！ (11月27日 2時) (レス) @page31 id: c85ed3ec08 (このIDを非表示/違反報告)
スピカ(プロフ) - ユメさん» ユメ様、コメントありがとうございます！孤高の作曲家の件、承知しました！！自分でも更新停止している作品が多すぎて反省してます…全て完結予定ですのでこれからもよろしくお願いします🙇 (8月29日 11時) (レス) id: c872eeaaf1 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ - コメント失礼します。私スピカさんの作品が大好きでいつも応援してます！それでお願いがあるのですがこ孤高の作曲家を手が空いたらでいいので更新してほしいです。図々しくてごめんなさい！ (8月14日 21時) (レス) @page31 id: 56046c8d59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スピカ
| 作成日時：2021年10月31日 17時
