76.消えない違和感 ページ26
YOU side
『フーーーーッ……』
DK「出来た………」
緊張から解放されて全身の力が抜ける。目の前には停止したタイマーがついた爆弾。そのパーツは一つ一つ丁寧に解体されている。
DK「解体、何回立ち会っても慣れない」
『全てが自分の腕の責任になるけど、解体が1番確実なんですよ』
DK「あ、もしもし、こっち3個目終了」
［了解、こっち2個目、ミンギュが奮闘してる、4個目お願いするかも］
『了解です』
スピーカーにしたスマホからミョンホさんの声とミンギュさんの「なんだよこれー！？」という声が聞こえる。
私たちはあの放送が流れた後、ソクミンさんは感電してしまった人の応急処置をし、ミンギュさんとミョンホさんは放送室へ行き、私は館内を走り回り館内にいる人を一ヶ所に集めた。
2人が放送室に行ったところ、もちろん犯人は放送室には居なく、館内放送と同じ周波数の電波を飛ばし、元々流すはずだった案内用の放送をジャックして流していただけだった。
犯人はこの場にいないことに気づいた時に本部に電話をかけたから犯人探しは本部がやってくれている。つまり私たちのやるべきことはこの場にいる人たちの命を守ることだ。
そう決まった私たちの行動は早かった。まず、爆弾処理が得意な特殊班のミンギュさん、そしてスンチョルさんのが指名で私が爆弾の処理を担当し、それに残りの2人がそれぞれ着くという形を取った。そして7つでこの建物を爆破できる場所を計算で大体出して今解除に徹しているところだ。
DK「Aちゃん、四つ目行こう」
『はい』
そう言って私達はまた駆け出した。爆弾が爆発するまで後25分。私のペースでいくと探す時間を含めずに爆弾一つに大体7分くらい。もしも見つからなかった時、大変だけどいざとなったらもう爆風の当たらないところに今閉じ込められている人を避難させればなんとか助かるだろう。
『……？』
DK「Aちゃん、どうした？早く行かないと！」
無意識に足が止まっていたようでソクミンさんに急かされる。
『ごめんなさい、行きましょ』
DK「あれ？？計算間違えたかな…」
サクミンさんと第四ポイントに来たはいいものの辺りを探してもどこにも爆弾はない。
［今三つ目入る］
そこでミョンホさんからの電話が入った。それは６つ全ての位置の計算が正しかったことを意味する。でもここには無い……
さっき感じた違和感が頭の中で繋がる。
『ドギョムさん、戻りましょ、急いで！』
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名無し45051号(プロフ) - こんにちは！この作品とっても好きです‼︎更新待ってます、！ (11月27日 2時) (
レス) @page31 id: c85ed3ec08 (このIDを非表示/違反報告)
スピカ(プロフ) - ユメさん» ユメ様、コメントありがとうございます！孤高の作曲家の件、承知しました！！自分でも更新停止している作品が多すぎて反省してます…全て完結予定ですのでこれからもよろしくお願いします🙇 (8月29日 11時) (レス) id: c872eeaaf1 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ - コメント失礼します。私スピカさんの作品が大好きでいつも応援してます！それでお願いがあるのですがこ孤高の作曲家を手が空いたらでいいので更新してほしいです。図々しくてごめんなさい！ (8月14日 21時) (レス) @page31 id: 56046c8d59 (このIDを非表示/違反報告)
スピカ(プロフ) - りゅうさん» りゅう様、何回もご感想ありがとうございます！これから少しずつ更新していくつもりなのでよろしくお願いします🥰 (6月23日 20時) (レス) id: c872eeaaf1 (このIDを非表示/違反報告)
りゅう(プロフ) - 更新ありがとうございます！ずっと楽しみにしてました☺︎スピカさんのペースでこれからも頑張ってください！大好きです！ (6月23日 20時) (レス) @page31 id: f9bbdbf388 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スピカ
| 作成日時：2021年10月31日 17時
