52.任務の結末 ページ2
YOU side
イ・チャンに蹴られた男は銃を落とし、体勢を崩した。その男は起き上がり、殺気を持った目でイ・チャンを睨みつける。
イ・チャンは男の足元に落ちた銃を入り口の方に蹴り、その男を息を整えながら睨んでいた。
私はなんとか撃たれずに済んだようだ。緊張が少し解けて足の力が抜けそうになるのをグッと堪える。
すると、その時、男が動き出した。さっき私の頬を傷つけたナイフを手に持って。そして、男はそのナイフをイ・チャンめがけて振りかざした。
それをイ・チャンがかわす。
男が上手いのは銃だけではなかった。体の使い方がすごく上手い。イ・チャンの背後に徹底的に回ろうとするその様子を見て、この人は本当に戦いに慣れた人だと確信した。
下手に応戦をしない方がいいと思っていたけど応戦をした方が良さそうだ。そう思い、2人に近づいた時…
DN「あっ……」
イ・チャンの足がもたれて体制を崩した。それを見てか、さっきより大きくナイフを振るう男。
切られる。そう思った時、私の身体は勝手に動いていた。
『イッ………』
DN「っ……バカ！何やってんだよ！！？」
自分でも自分が何をしているかが分からなかったが鋭い手の痛みで自分のした事が徐々に理解できた。
私は素手で男の持っていた鋭利なナイフを掴んでいた。血の流れるそこを見ると余計に痛く感じる。
DN「バカ！？なんで！！？」
『わからない…わからないけど…』
そう言った時に男が私の手からナイフを引き抜いた。あまりにも鋭い痛みが走ったので私は思わずその場に屈んでしまった。
DN「見せて」
『いいから』
DN「いいから見せろ！」
『私のことはいいから早く男を抑えて！！』
なんでこんな時まで頑固なんだ！！
床に写った男の影がまたナイフを振り回すのが見える。
こんなところで死ぬなんて。そう思った時大きな銃声が響いた。
MG「Aちゃん！ディノ！！」
ドアの方を見ると男が落とした銃を持ったドギョムさんと心配そうな顔をしているミンギュさんの顔が見えた。
すると急に頭と視界ががぐらっと歪み、私は床に倒れた。そして意識が大きな叫び声と共にゆっくりと薄れていった。
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e - 続きもう書く予定ございませんか？？(T . T) (4月30日 17時) (
レス) id: 959c5b1a12 (このIDを非表示/違反報告)
BLACK - この作品面白いです。もうこのストーリーは終わってますか？すごく続きが気になります。本当に主さんの作品好きです。 (4月29日 23時) (レス) id: 9fde84787d (このIDを非表示/違反報告)
名無し45051号(プロフ) - こんにちは！この作品とっても好きです‼︎更新待ってます、！ (11月27日 2時) (レス) @page31 id: c85ed3ec08 (このIDを非表示/違反報告)
スピカ(プロフ) - ユメさん» ユメ様、コメントありがとうございます！孤高の作曲家の件、承知しました！！自分でも更新停止している作品が多すぎて反省してます…全て完結予定ですのでこれからもよろしくお願いします🙇 (8月29日 11時) (レス) id: c872eeaaf1 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ - コメント失礼します。私スピカさんの作品が大好きでいつも応援してます！それでお願いがあるのですがこ孤高の作曲家を手が空いたらでいいので更新してほしいです。図々しくてごめんなさい！ (8月14日 21時) (レス) @page31 id: 56046c8d59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スピカ
| 作成日時：2021年10月31日 17時
