43.なんなんだ！？？ ページ43
YOU side
昨日は銃の練習をたくさんして終わった。
まだ慣れていないのか銃の反動で右の手首が痛い。少し腫れた手首をユニフォームの長袖で隠して今日の訓練場に向かった。今日の訓練は私の得意な武術だ。
私が武術場に着くとすでにジュンさんとミョンホさんが手合わせをしていた。ジュンさんはダイナミックで力強い武術、ミョンホさんは繊細だけどどこか大胆な武術だ。タイプは違えど、どちらも強い。
MH「あ、Aちゃん」
JN「見てたんだ！どう？僕かっこよかった？」
『すごく強いですね…おふたりとも』
どちらも強いけど私には私の戦い方がある。そう自分を鼓舞させて私は準備運動をした。
本格的な武術は久しぶりだ。
DN「遅くなりました〜」
HS「みんな集まってるね〜、じゃあやろっか」
スニョンさんとイ・チャンが入ってきて今日の訓練は始まった。
色んな人と組み手を組んで練習したり、実戦のように練習したり……
次の相手はイ・チャンだ。
『よろしくお願いします』
DN「…よろしくお願いします」
イ・チャンとの練習試合が始まると、イ・チャンは激しく足技をかけようとしてきた。力は流石だけどそれでは隙がありすぎる。
『んっ……』
右の手首に負荷がかからないようにイ・チャンの体をテコの原理で持ち上げ私は投げ飛ばした。
HS「わっ……チャニを背負い投げ……！」
MH「体格差結構あるのに……」
私に投げ飛ばされたイ・チャンは何があったかわからないような顔をして私を見ていた。
『…ありがとうございました』
私が挨拶をすると「すごい」と言ってくれる中国組と「これで今日の訓練は終わりにしよう」と言うスニョンさん。この部屋に窓がないからわかりづらかったけど時計を見たらもう夕食を食べててもいいような時間だった。
JN「早くご飯食べよ〜！」
MH「ジュニヒョン走らないで！前転んだじゃん！」
HS「コケたらまたスングァンに小言言われるぞー？あ、最後に出ていく人ここの電気消してね？」
今の会話から想像つくかもしれないが、あとこの武術室に残ったのは私と…
DN「……」
イ・チャンだけ。
気まずい、早く出よう。そう思った時イ・チャンが私の右手首を掴んだ。そして親指でグッと押した。
『イッ……』
DN「やっぱり。なんか不自然な武術だと思った」
『なっ……！』
そう言って彼はそれ以上何も言わずに私の手を掴んだまま歩き始めた。
なんなんだ、この人！？
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スピカ(プロフ) - みれいさん» ご感想ありがとうございます！最近の楽しみと言っていただけて嬉しいです！更新頑張ります！！ (2021年10月1日 6時) (
レス) id: d9295291b6 (このIDを非表示/違反報告)
みれい(プロフ) - 作者さんのお話しがここ最近の楽しみです！更新頑張ってください！ (2021年9月30日 2時) (レス) @page47 id: 085cb0f605 (このIDを非表示/違反報告)
スピカ(プロフ) - タロウさん» ご感想ありがとうございます！タロウ様の楽しみになれて嬉しいです！特殊班の体験期間が終わったら戦闘班の番なのでぜひまた読んでください！！ (2021年8月24日 20時) (レス) id: fd301946cd (このIDを非表示/違反報告)
タロウ(プロフ) - 最近このお話を読むことが楽しみになっています！ほんとに世界観好きです！更新頑張ってください！パフォチ推しなので戦闘班楽しみです！ (2021年8月24日 19時) (レス) id: a628d7cd27 (このIDを非表示/違反報告)
スピカ(プロフ) - まむすけさん» コメントありがとうございます！私もセブチのこういう系の話少ないな…と思って書き始めました…！！応援もありがとうございます！更新頑張ります！！ (2021年8月1日 20時) (レス) id: fd301946cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スピカ
| 作成日時：2021年4月4日 15時
