42.天然ハニトラ男 ページ42
YOU side
HS「Aちゃんはこの銃がいいかも」
そうスニョンさんに手渡されたのは小柄な銃。
HS「こんな小さいけど威力はめっちゃすごいんだよ。ソクミンが頑張って改造したから…」
そういいながらスニョンさんは私の手にある銃を取り、遠くの的に向かって打った。大きな銃声がして、的を見るとその銃弾はピッタリ真ん中を射抜いていた。
さすが……戦闘班のリーダー……
銃の性能とかよりもスニョンさんの技術の方に目がいく。
HS「本当はチャニの方が銃上手いんだけど……チャニ、忙しそうだから俺が教えるね」
スニョンさんはハッと何かに気づいたようにそう言った。なんかごめんなさい。
HS「まず、拳銃はこう持つのね___」
スニョンさんは持ち方や構え方などを丁寧に教えてくれた。
『………あれ？』
教えてもらった通りに打ってもなんだか上手くいかない。
HS「筋はいいよ。センスある」
『ほんとですか…？』
MH「ホシヒョンがそう言うんだからセンスあるんだよ」
JN「僕なんか一回も言われたことないよ〜」
MH「ヒョン、褒められたいの？」
HS「ジュニは武道の方で俺、めっちゃ褒めてるじゃん」
やってることとは似つかないほのぼのとした会話にほっこりしているとスニョンさんが自分の銃を置いて私の近くへ来た。
HS「Aちゃん、ちょっとごめんね」
スニョンさんは私の後ろから私を包むようにして両手を私の両手に添えた。
なんだかここにきてから常々思っていたことだけど、この人たち距離感がバグってるような気がする。私に対してとかじゃなく、そもそもだ。
日本の家族は仲は良かったけれどハグや手を繋ぐなんてことはあまりしていなかった。
HS「Aちゃん、変な力入ってるから力抜いて」
『はい』
すぐ後ろから声が聞こえるから緊張する。
HS「脇締めて」
『はい』
HS「それでこうやって打つ」
そう言ってスニョンさんは私の指の上から引き金を押した。的を見てみると今放った銃弾はピッタリ真ん中を射抜いていた。
HS「おお！出来た！！！」
スニョンさんはそう叫んだ。近い距離で叫ばれたからか耳がキーンとする。
HS「Aちゃん、もう一回一緒にやってみよ！」
そう言ってスニョンさんは私にガバッと抱きついた。特殊班の人たちとは違く、自然にやられるとドキッとする。
『スニョンさん、ちょっと』
MH「ヒョン、Aちゃん、恥ずかしいって」
HS「えっ！？あ！ごめん！」
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スピカ(プロフ) - みれいさん» ご感想ありがとうございます！最近の楽しみと言っていただけて嬉しいです！更新頑張ります！！ (2021年10月1日 6時) (
レス) id: d9295291b6 (このIDを非表示/違反報告)
みれい(プロフ) - 作者さんのお話しがここ最近の楽しみです！更新頑張ってください！ (2021年9月30日 2時) (レス) @page47 id: 085cb0f605 (このIDを非表示/違反報告)
スピカ(プロフ) - タロウさん» ご感想ありがとうございます！タロウ様の楽しみになれて嬉しいです！特殊班の体験期間が終わったら戦闘班の番なのでぜひまた読んでください！！ (2021年8月24日 20時) (レス) id: fd301946cd (このIDを非表示/違反報告)
タロウ(プロフ) - 最近このお話を読むことが楽しみになっています！ほんとに世界観好きです！更新頑張ってください！パフォチ推しなので戦闘班楽しみです！ (2021年8月24日 19時) (レス) id: a628d7cd27 (このIDを非表示/違反報告)
スピカ(プロフ) - まむすけさん» コメントありがとうございます！私もセブチのこういう系の話少ないな…と思って書き始めました…！！応援もありがとうございます！更新頑張ります！！ (2021年8月1日 20時) (レス) id: fd301946cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スピカ
| 作成日時：2021年4月4日 15時
