41.戦闘班_1日目 ページ41
YOU side
特殊班の不思議な1週間を終え、今日からは戦闘班で1週間を過ごさなければならない。
戦闘班、といえば、イ・チャン。
あいつが大問題だ。
スニョンさんもジュンさんもミョンホさんも優しくていい人だ。イ・チャン自体も私以外のメンバーには優しいんだけどなんであんなに私には……
まぁ、考えても本人のことは本人にしか分からない。はぁ、とため息をつきながら現場用のユニフォームに着替えてスニョンさんに来いと言われていた射撃場へと向かう。
射撃場に入ると来ていたのは…
DN「………」
イ・チャンだけだった。ちらっとこっちを見て目を逸らすのかと思ったらこっちへジリジリと近づいてきた。
何をされるか分からなくて恐ろしく感じた私は彼が一歩近づけば一歩後ずさる。そうしている間に私が入った扉へ背中がついてしまった。
なんだ？イ・チャンよ、何がしたい。お得意の壁ズドーンか？？恐る恐る顔を晒すと頭に彼の手が当たった。そして離したかと思えばその手をパラパラと振った。その手からは糸くずが……
『え…？』
彼は頭についていた糸くずをとってくれたのでは？？なんだか警戒してたのが急に申し訳なくなる。
『…ありが＿＿＿＿』
JN「ごめーん！！スニョン！！遅くなった！！！」
MH「ヒョン、ごめん！ジュニヒョンがのんびり着替えるんだもん！！……わぉ」
私がお礼を言おうとした時あろうことか背中にあった扉が勢いよく開いた。背中にありえないくらいの衝撃。その衝撃が自分だけで受け止められるわけがなく、目の前のイ・チャンの胸に飛び込んでしまった。
……最悪だ。不仲の相手に抱きつくか？？ジュンさん、タイミング最悪だよ……
JN「わっ……！」
MH「ごめん、お取り込み中だったね」
『違います、違います、ドア閉じないで！？！』
居なくなろうとした2人を必死に引き止める私。お願いだから今イ・チャンと二人きりにしないで！
イ・チャンはどんな顔をしているかとチラッと見ると私を氷点下の目線で見ていた。そして目が合うとキッと睨んで銃の準備をし始めた。
……さっき優しいな…だなんて思ったのに、気のせいだったみたいだな！！イ・チャン！！！
MH「あー…よかった、スニョニヒョン、まだ来てなかった」
JN「Aちゃんもチャニと打ち解けられたようでよかったよ！」
『……い、いや…』
扉が開いた。スニョンさんだ。
HS「おお、みんな集まってる、じゃあ始めよ」
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スピカ(プロフ) - みれいさん» ご感想ありがとうございます！最近の楽しみと言っていただけて嬉しいです！更新頑張ります！！ (2021年10月1日 6時) (
レス) id: d9295291b6 (このIDを非表示/違反報告)
みれい(プロフ) - 作者さんのお話しがここ最近の楽しみです！更新頑張ってください！ (2021年9月30日 2時) (レス) @page47 id: 085cb0f605 (このIDを非表示/違反報告)
スピカ(プロフ) - タロウさん» ご感想ありがとうございます！タロウ様の楽しみになれて嬉しいです！特殊班の体験期間が終わったら戦闘班の番なのでぜひまた読んでください！！ (2021年8月24日 20時) (レス) id: fd301946cd (このIDを非表示/違反報告)
タロウ(プロフ) - 最近このお話を読むことが楽しみになっています！ほんとに世界観好きです！更新頑張ってください！パフォチ推しなので戦闘班楽しみです！ (2021年8月24日 19時) (レス) id: a628d7cd27 (このIDを非表示/違反報告)
スピカ(プロフ) - まむすけさん» コメントありがとうございます！私もセブチのこういう系の話少ないな…と思って書き始めました…！！応援もありがとうございます！更新頑張ります！！ (2021年8月1日 20時) (レス) id: fd301946cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スピカ
| 作成日時：2021年4月4日 15時
