23.一方そのころ ページ23
WZ side
SG「ごめんね…Aちゃん」
DK「あー、ヒョン！見てるこっちが辛いよ」
WZ「いいから静かに見てろ」
情報班の作業室に集まって斉藤Aが写っているパソコンの画面を見るクプスヒョンとディノ以外のメンバーたち。
今回の訓練には目的がある。
斉藤Aの実力テスト兼うちの組織に相応しいか。
俺は正直認めてない。ヒョン達がどうしてもっていうから連れてくるために色々と情報を探ったりもしたけどそれはヒョンから頼まれたから。自らは絶対にしない。
いいじゃないか。今まで13人でよくやってたんだから。そう思ったけどヒョン達は俺たちにはAさんが必要だしAさんにとっても俺たちが必要だと言う。
どんなすごいやつかと思ったら大したことないじゃないか。俺にもあっさり捕まるし、今だってオロオロしている。
「はぁ………」
一方的に聞こえるあっちの音声。無線も切ったからここからはあいつだけの勝負。俺を納得させてくれよ。俺は実力主義なんだ。
「ハイテクだなぁ………」
HS「ブフォッ」
MG「Aちゃん面白いんだけど。なにこの子」
何に対してハイテクと言ってるのか分からないけどそう言いながらしゃがむ斉藤A。
作業室が突然の不思議な発言で騒がしくなってる時作業室の扉が音を立てて開いた。見るとそこにはクプスヒョンとヒョンに連れたれた不機嫌なディノ。
DN「ほら！うずくまってる！！やっぱりあいつは現場には出さない方がいいんですよ！」
SC「さっきからうるさいな！なんでそんな敵視してんだよ！！」
そのクプスヒョンの問いかけをスルーしてディノはパソコンのディスプレイの前で腕を組んで仁王立ち。
SG「何？ディノや。もうAちゃんと仲悪いの？」
DN「はい」
JH「やー、エギ同士で仲良くしなよ」
DN「エギでもないし、仲良くもしないです！！」
作業室がまたうるさくなってきたころこっちに音声が聴こえているかを知ってか知らないか訓練場では斎藤Aが1人ぶつぶつ喋りながら爆弾に手をかけていた。
『マジで。なんであいつ逃げたんだよ。口だけじゃん』
DN「………」
ディノ。どんまい。
ディノは唇を噛んでイライラしているけど俺たちは面白い子だなとニヤニヤが止まらない。
『あー、もう、爆発まで5分しかないし！！』
WZ「こいつよく喋るな……」
WN「内心焦ってんじゃね？」
SG「爆弾と一緒に閉じ込められたら焦るでしょ…」
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スピカ(プロフ) - みれいさん» ご感想ありがとうございます！最近の楽しみと言っていただけて嬉しいです！更新頑張ります！！ (2021年10月1日 6時) (
レス) id: d9295291b6 (このIDを非表示/違反報告)
みれい(プロフ) - 作者さんのお話しがここ最近の楽しみです！更新頑張ってください！ (2021年9月30日 2時) (レス) @page47 id: 085cb0f605 (このIDを非表示/違反報告)
スピカ(プロフ) - タロウさん» ご感想ありがとうございます！タロウ様の楽しみになれて嬉しいです！特殊班の体験期間が終わったら戦闘班の番なのでぜひまた読んでください！！ (2021年8月24日 20時) (レス) id: fd301946cd (このIDを非表示/違反報告)
タロウ(プロフ) - 最近このお話を読むことが楽しみになっています！ほんとに世界観好きです！更新頑張ってください！パフォチ推しなので戦闘班楽しみです！ (2021年8月24日 19時) (レス) id: a628d7cd27 (このIDを非表示/違反報告)
スピカ(プロフ) - まむすけさん» コメントありがとうございます！私もセブチのこういう系の話少ないな…と思って書き始めました…！！応援もありがとうございます！更新頑張ります！！ (2021年8月1日 20時) (レス) id: fd301946cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スピカ
| 作成日時：2021年4月4日 15時
