37.出来るヤツ ページ37
YOU side
『あれ?ヌナ髪色変えました?』
俺は道具の整理をしているスタイリストヌナにそう尋ねた。
「うん、よく気づいたね」
『可愛いですね』
「君は些細な変化にも気づくし…できる男だこと……」
「みんなこんなもんですよ…」と答えると「さっきメンバーに変わったことない?って聞いてもトンチンカンなこと言われたよ」と返された。
なんかうちのメンバーがごめんなさい。
そう思っているとヌナは俺の髪の毛をじっと見始めた。……なんか俺、寝癖ついてたっけ?急に不安になってきた………
後頭部を掌で撫でているとヌナは俺に聞いた。
「Aくんって一回も髪染めたことない?」
『……はい』
俺が答えると「だよね、いつも黒髪のイメージだもん」とヌナは笑いながら答えた。
「染めるつもりはないの?」
『うーん、俺マネージャーですし……』
「スタッフでも染めてる人いるじゃん」
考えたことなかったな……いつもクレヨンの色にあるような原色に染めているメンバーを見て度胸あるなぁ…と思っていたけれどそれを自分に置き換えたことはなかった。
『ちなみに俺、何色が似合うと思います??』
もしもの時のためにプロの意見を……
「うーん、Aくん肌白いから……白とか?」
『白!??』
「グレーとか薄ピンクとか明るい色似合うと思うよ」
いやいやいや、やべーだろ。マネージャーがピンク頭だったら……
「染めたくなったら言って。いい美容室紹介するから」
『はい。ありがとうございます』
俺がそういうとヌナは俺の後ろに回って後頭部に霧吹きで水を吹きかけた。
『…えっ?』
「寝癖」
『あ……』
やっぱりついてたんだ……超恥ずい。
「Aくんかっこいいんだからもっと見た目に気をつかいな?メンバーにも言われない?」
『言われます。ソンジェヒョンにも言われました』
俺がそういうとヌナは笑って「もう、しっかり有名人だもんね」と言った。これはしっかりいじられてる。
濡れたところをクシでとかしてドライヤーで暖かい風を当ててもらう。なんか眠くなってくるな……
そう思っていた時に扉がバーンと開いた。
JN「うわっ!ヒョンとヌナがイチャイチャしてるー!!」
入ってきたのはもちろんメンバー達。
DK「ヒョン、いくら彼女が欲しいからって彼氏持ちを口説くのはちょっと…」
『あのなぁ??』
またかよ…
『ヌナ…ごめんなさい』
「Aくんも大変ね……」
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スピカ(プロフ) - saranさん» 面白いリクエストをありがとうございます!続編を出す予定なのでそちらで書かせていただきます!! (2021年9月15日 15時) (レス) id: a300190055 (このIDを非表示/違反報告)
saran(プロフ) - 女の子化するアプリでカラットが作ったヨジャ加工されたマネヒョンの写真をネットで見つけちゃってワイワイしちゃうお話なんてあったら素敵だなあ、、なんて!! もしよかったらお話お願いします! (2021年9月15日 2時) (レス) id: 563dd2bc4a (このIDを非表示/違反報告)
スピカ(プロフ) - まるまりんさん» コメントとリクエストありがとうございます!ぜひ書かせていただきます! (2021年8月21日 7時) (レス) id: fd301946cd (このIDを非表示/違反報告)
まるまりん(プロフ) - いつも楽しく読ませもらっています。もしリクエストが可能でしたら、深夜に突如始まるジョンハンのVライブに、撮影してると気づかずに寝ぼけた可愛いマネさんが登場して他のメンバーも乱入してきて、わちゃわちゃするお話が読みたいです!よろしくお願いします。 (2021年8月21日 6時) (レス) id: 3a9190cc3e (このIDを非表示/違反報告)
スピカ(プロフ) - さまささん» コメントとリクエストありがとうございます!ぜひ書かせていただきます!(お話がいっぱいになってきているのでもしかしたら続編の方でリスエストにお応えするようになるかもしれません) (2021年8月4日 16時) (レス) id: fd301946cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スピカ | 作成日時:2021年5月5日 18時