それゆけ！僕らのスーパーマネヒョン！【SEVENTEEN】【男主】

33.モテない理由 ページ33

YOU side



『いや、俺だって日本にいる時はそれなりにモテたんですよ？でも、韓国来てから……特にSEVENTEENのデビューが決まってからはさっぱりで…』

　言った後になんだか言い訳がましい…と悲しくなる。

「そりゃぁ、Aさんモテますよね。優しいしカッコいいですもん」

『……そう？…なのに彼女出来ないって他にとんでもない問題があるのかな………』


　俺は年下の相手に何を言ってるんだ。彼女からしたらそんなの知るかよって話だよな。今の俺はうざいを通り越している。


「Aさん、気づいてないんですか？」

『何に？』

　あなたがうざいことですよとか平然と言われたらガチで泣ける。俺が聞き返すと相当とぼけた顔をしていたのか彼女は笑い出した。

「先輩スタッフさんが言ってたことようやく意味がわかりました」

『悪口？』

「いや、いいことです」

　無理に気づかなくていいんです。そんなことを言う彼女。


「愛されすぎも大変ですね」

『ん？？？』


　………嫌味？？俺、彼女いないのに？？？あなたニコニコしながら嫌味言うタイプの子？？？


『え、何？どう言うこと？』

「本当に気づいてないんですか？」

　だから何に気づくって言うのさ…

「Aさんは韓国に来てから急にモテなくなったんですよね？」

『うん』

「家族以外にAさんを1番知ってるのは誰ですか？」

『…代表かメンバー……？』

　質問の意図が読めなくて不安になってきた。

「Aさんが韓国に来てから1番長い時間一緒にいるのは？」

『……メンバー…』

「本当に何も気づきませんか？？」

　………わかったかもしれない

『俺、メンバーに時間割きすぎ？？』

　俺がそういうとため息をつく彼女。普通に傷つく。彼女はそしてまた口を開いた。


「今日も結構邪魔されてましたよ？」

『………誰に？？』


　彼女の彼氏さんに行動を監視されてたんじゃないかと変な汗が背中に伝った時、彼女はテーブル越しに俺に顔を近づけてきた。

　チュウ！？！？！

　それはダメだって！

『ダ_____』

「ダメーーーーーーッ！！！！！」

　俺が止めようとする前に他の大きな声が俺の声を遮った。


　びっくりしてそっちを見ると


SG「ホシヒョン、バカ」

HS「いや、だって…！」

SC「はぁ………」


　SEVENTEENのメンバーたちがいた。

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