それゆけ！僕らのスーパーマネヒョン！【SEVENTEEN】【男主】

26.マンネは全て知っている ページ26

DN side



「すみません！次の予定って…？！」

「多分、これなんですけれど、今確認しますね」


　かなり慌ただしい撮影現場。


HS「ひょぉーん」

DK「ひょぉーん」


　かなり魂が抜けているヒョン達。

　カオスとはおそらくこのことを言うんだ。間違いない。


　全てはAヒョンがいないからだ。

　ツチノコの目撃情報があがる頻度のほうが多いんじゃないかというくらいの頻度しか休みを取らないAヒョン。

　メンバーも前々から心配はしてた。もうちょっと休んでって。だけどいざヒョンが休みの日になると今まで休みをとっていなかったぶん打撃が大きかった。


「SEVENTEENさん！現場に出てくださいー！」


　現場のスタッフさんにそう声をかけられてほぼ屍と化しているヒョン達を連れて現場へ。

　僕たちはプロだから撮影は撮影と割り切っているけれどなんとなく覇気がない。


　全く…このヒョン達は気づかないのかな？？


　…あそこにAヒョンがいるの。

　Aヒョンも。変装らしきものはしてるけどなんで僕の服着てきた？？バレるに決まってるじゃん。


DN「ヒョン達、Aヒョンがもしかしたらどこかで見てるかもしれないですよ？」

JH「なんでそう思うの？」

DN「なんとなく…？です」


　僕がそういうとエーイ、と声が上がるがわかりやすく覇気が戻った。


　面白い兄達に一人でふふっとしながら撮影を終え、控え室に戻る。


SC「わぁ、綺麗になってる！」

WN「誰がやってくれたんだろう」


　誰なんて決まってるじゃないか！Aヒョンだよ！Aヒョン！！


　この揃え方とか欲しいものピンポイントに置いてくれるのはAヒョンしかいないじゃないか！！

　僕がそう思っているとミンギュヒョンが言った。


MG「……なんかAヒョンの匂いしない？」

SG「僕の匂いじゃないんですか？」

MG「いちいちマウント取らなくていいから！！そうじゃなくてAヒョン固有の匂いがするの！！」


　気づいた理由はなかなか気持ち悪いけれどさすがミンギュヒョン。そのあと、ジェヒョニヒョンにヒョン達が聞くと微妙な反応をしていたのてヒョン達はこの現場にAヒョンがいると確信したようだ。


　Aヒョンはどこにいるんだろうとメンバー達全員で捜索してもなかなか見つからない。帰った？

　そう思ってふと目線を逸らした時机の下に僕と同じ服の人。



　やっと、見つけた。1人で避難訓練中ですか？



　……Aヒョン。

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