影山家の影山サン “2”【HQ】 (ページ25)

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西・田「「潔子/Aさん！荷物お持ちします！」」

清「もうだいたい持って貰ったから。」

『だから、大丈夫だよ。ありがとうね。』

清「私達最後に忘れ物ないか見てくる。仁花ちゃんは先行ってて？」

谷「はいっす！」

清「A、行こう。」

『うん！』

清「あ、あれ……家の忘れ物だよね。」

『そうだと思う。持っていこうか。』

清「確認しに来て正解だったみたい」

『だね～』

照「あ、ねぇお姉さん達。可愛いね、番号教えてよ！」

『え、嫌。あの……すみません。私達急いでるんです。』

清「すみません…人が待ってるので。」

照「なんでよ～、番号なんてすぐじゃん！

あ、じゃあ読み取るからさ携帯貸してよ。」

日「す、すすみません！！それ俺の弁当箱！」

ナイスタイミング日向！

だけど、あの大丈夫かな？

飛ばされちゃった……

私には孝支も飛雄もいるのに。

皆待たせてるし、早く戻りたいんだけど…

はぁぁ。

潔子も可哀想だから、早く離れたいんだけどなぁ。

照「待ってよ、まだ話の途中じゃん？スマホ？まだガラケー？」

しつっこい！

なんなの？

もうイライラするー！！

日「あのーーーー！！！

清水先輩とAさんはうちの大事なマネージャーなので！！」

照「へぇ、お前らが倒したのか？2m。」

この人たち

あれか

条善寺高校。

ベスト4ってことは確実だな。

こんな見た目の人、見たことある気がする。

『日向、ありがとね。』

清「ごめんね。ありがとね。はい、忘れ物。」

日「お待たせしましたぁぁ！」

影「遅せぇよボケェ！

姉ちゃん！大丈夫か！？誰かに何もされてねぇよな？」

『あっはは、大丈夫大丈夫！何もなかったから。』

なんて嘘だけど

飛雄の後ろの方から感じる孝支の視線が怖いから

何も言わないでおく。

明日は体を休めるためにoffの予定になっている。

まあ、私は休めないけど……

なんでって？コンクール！

ピアノのね。

明日私の誕生日なのになぁ……

全くもう、酷い結果だったらショックじゃんね。

とりあえず、今日は早く帰って練習しないと。