影山家の影山サン “2”【HQ】 (ページ22)

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8月11日

宮城県代表決定戦1次予選

当日。

『はぁ……』

何度来ても公式戦って緊張する。

やばい……

今回は先に潔子がコートに入る。

そのあと私が入る。

1回戦の相手は扇南高校だ。

私と仁花ちゃんは上から見ることに。

『仁花ちゃん、緊張してる？』

谷「は、はい！でも、凄くワクワクしてます！」

『そっかそっか！じゃあ、じっくり見ておきなね。』

『あ、烏養監督！』

烏「おう。昨日ぶりだな。」

『はい！』

「お姉ちゃん達烏野の人でしょ？なんでここにいるの？」

谷「マネージャーは1人しかベンチに入れないんだよ。知らないの…？」

「へーそうなんだ！」

飛雄と日向の速攻

この1回戦は使わないかもしれないなぁ。

いや、使うか……

分からないけど、頑張ってね。

飛雄達。

『やった！ノータッチエース！』

お、大地気がついた。

ナイスナイス！

皆しっかりと周りが見れてるね

目が鋭くなってる。

良き。

いい兆しを感じる。

『飛雄！サービスエース！』

谷「これでセットポイント！」

谷「やったぁ！」

『よしっ！1セット先取！

ナイス飛雄！日向！』

うんうん、いい感じだ。

2セット目もこのまま勝つぞ。

相手には１セットも取らせない。

絶対に取らせない。

『やった！今日調子いいなぁ。2人。』

烏「２、３年が予想以上…基盤がしっかりしているんだな。」

烏養監督の話す通り、私達は不遇な時代に入ったかもしれない

それでも、諦めずにここまで来た。

絶対に全国の舞台へ行くそう決めたから。

『飛雄、今日サーブミスがない！

キレッキレだなぁ。』

速攻もあってるし。

最後の最後も速攻で決めた！

谷「勝った…？勝った！？勝ちましたか！？Aさん！」

『うん！勝ったよ！仁花ちゃん！』

よっしゃ、初戦突破！！

次の相手がどこだろうと、絶対勝つ。