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3,美少年 ページ3

「ちょっと、皆んなだけで盛り上がらないでくれる?私、泣くわよ」
 今年で一番キツい目つきで眺め回してやったぜ。さあ、私に早く状況を説明しろ。
「泣かれては困ります。しかし、どこから説明したものでしょうね__初めて私達が出会った時に、言っておけば良かったのでしょうか。」
「おい、ナガヒロ。早くしろ、(なまえ)が来ちまうだろうが。」
 コンコン
「雄基(なまえ)、入りまーす」
「言ったそばから……」
 キイイ
「うっ、相変わらず重いな、この扉。」
 重い扉を開けて入ってきたのは、今まで見たことのないほどに顔立ちが整った美少年だった。
「みんな、久しぶり。元気だった?」
「「「「「(なまえ)/さん/ちゃん!」」」」」
「誰!?」
 わたし達が、あまりに大きい声を出してしまったせいで、彼は両手で耳を抑えてしまった。
「うるさっ……まぁ、元気だったってことでいいんだよね?多分」
 何故、今ので「元気だった」と言えるのだろうか。
 と言うか、さっき天才児くんも声出してなかった?わたしの聞き間違い?
「眉美さん、紹介しましょう。彼が先程から話していた、雄基(なまえ)くんです。」
「えっと、はじめまして、雄基(なまえ)だよ。君、瞳島眉美だよね。創作くんから君のことはよく聞いているよ、仲良くしよーね!タメ口でいいから」
 おい待て、天才児くんからわたしのことを聞いてるの!?天才児くん、喋ってるの!?
 取りあえず、顔といい、コミュ力といい、いろいろすごい人だと言うことは分かった。
「もうすごいんだよー、(なまえ)ちゃんは。ほぼ毎日ハーレム状態で、すっごいモテモテなんだから。」
「モテモテなのは飆太くんもでしょ。可愛いじゃん、飆太くん」
 (なまえ)くんは、そんなことをさらっと口にした。
 おお、これぞ天然たらしと言うやつだな。初めて会ったよ、こういう人。
「うむ、(なまえ)の自己紹介も終わったところで、お帰りパーティーの準備を始めようか。ミチル、パーティー用のフルコースを頼む。ナガヒロ、スピーチは任せたぞ。ヒョータ、久しぶりにお前のタップダンスを見せてくれ。ソーサク、団員バッチの余りはあるかね?(なまえ)の分だ、用意してくれ。マユミくん、君は皆が準備をしている間、(なまえ)の相手をしてくれ。親睦を深めるのにも丁度いいだろう。では諸君、早速取りかかれ。」
 お帰りパーティー…いかにも小学生がつけそうなネーミングだな。
 それに、人使いが荒いな、うちのリーダーは。
 まぁ、仕方ないか…。

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七巳流 - ちょっと読みづらい、、改行してくれ、面白いから (2022年7月31日 10時) (レス) @page2 id: 6198dbb064 (このIDを非表示/違反報告)
ハルる - 誰か見てええええ! (2021年12月4日 12時) (レス) @page6 id: 8e60681d6f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハルる(寝不足です) | 作成日時:2021年11月26日 16時

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