第40話 過去編in魚人島 ページ9
貴女サイド
兵士「署名が燃えてるぞー!!」
ｵﾄﾋﾒ「早く消火を!!」
誰がなんのためにこんな事を!!
私は海水で火を消そうとした。
ﾊﾟｧﾝｯ
騒然とした広場に銃声が響いた。
貴「っ!?オトヒメ!?」
振り返るとオトヒメが左胸から血を流していた。
兵士「!?オトヒメ様が撃たれたぞー!!」
私は倒れるオトヒメを支える。
貴「オトヒメ!!しっかりして!!オトヒメ!!」
ﾌｶﾎﾞｼ「母上!!」
フカボシ、リュウボシ、マンボシ、しらほしが駆け寄る。
貴「早く血を止めないと!!大丈夫よオトヒメ!!絶対助けるから!!」
ｽｯ オトヒメが止血しようとする私の手を握る。
駆け寄ったフカボシは物凄い剣幕をしていた。
恨みや憎しみに染まった目をしていた。
ﾌｶﾎﾞｼ「誰がこんなことを!!目にものを見せてやる!!!!」
ｵﾄﾋﾒ「…ﾊｧﾊｧ私の天使達…そんなに怖い顔をしないで…」
オトヒメの声が弱くなってきてる…
ｵﾄﾋﾒ「…ﾊｧフカボシ王子悔しいのは私です。…だから犯人がどこの誰であれ…私のために怒らないでください…私のために怒りや憎しみに取り込まれないで…」
貴「っ!!」
やめて…あなたはここで死んでいい人じゃないわ…
燃えてしまった署名もまた集めればいいじゃない…
ｼﾗﾎｼ「お…お母様…ｼﾞﾜｯ」
っ!?まずい!!しらほしが!?
ﾘｭｳ・ﾏﾝ「「おい、しらほし!!」」
ｼﾗﾎｼ「!?」
ﾏﾝﾎﾞｼ「見ろしらほし!!マンボーダンスは楽しいなー!!ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ」
ﾘｭｳﾎﾞｼ「たーっのしーなー!!なんでもないぞー、しらほし!!俺達ー3人がついてるラドシー♪ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ」
2人が泣きながらしらほしを落ち着かせている。
この子達も辛いはずなのに…
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作者名：あずき丸 | 作成日時：2019年5月5日 10時
