第42話 ページ13
貴女サイド
貴「ふぅ、結構話したわね。あっ、これ買ってきたの。フカボシ達と食べて。」
私はネプチューンに買ってきた焼き菓子を見せた。
ﾈﾌﾟ「おぉ!!それは最近有名の焼き菓子じゃないか!!食べてみたかったんじゃもん!!ｷﾗｷﾗ」
…ネプチューンってたまに見せるキラキラした瞳が可愛いのよね…ギャップ萌え。
貴「そう、喜んでもらえてよかったわ。それじゃあ私はもう行くわ。」
ﾈﾌﾟ「そうか…新世界は危険な海じゃもん。気をつけるんじゃもん。」
貴「えぇ、ありがとう。また会いに来るわ、ネプチューン。ﾆｺｯ」
本当はもう少し話していたかったけれど…
私はネプチューンに背を向け歩き出した。
右大臣「Aさん!!お送りします。」
貴「あら、ありがとう。」
ﾈﾌﾟ「A!!」
私は振り返りネプチューンを見つめる。
貴「何、ネプチューン？」
ﾈﾌﾟ「海の森という所にオトヒメの墓をたてた。オトヒメに会ってやって欲しいんじゃもん。」
貴「っ!?えぇ、分かったわ。でも今はまだ会えない。ごめんなさい、ネプチューン」
ﾈﾌﾟ「…そうか…」
ごめんなさい、ネプチューン。本当は行ってみたいわ。だけど、まだ行く覚悟がないの。本当に私って小心者ね。
私は右大臣と入り口まで降りた。
貴「もうここで大丈夫よ右大臣。」
右大臣「ここでよろしいのですか？」
貴「えぇ、ありがとう。また来るわね。」
右大臣「はい、待ってます。いつでもいらしてください。」
私は月歩で地上まで降りた。
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作者名：あずき丸 | 作成日時：2019年5月5日 10時
