第6話 過去編 ページ8
貴方サイド
ﾛｼﾞｬｰ「南の海のバテリアという島にルージュがいる。そこでルージュと一緒に俺の子を育てて欲しい。」
貴「…ロジャーの子供を育てるのは別にいい。それでも!!どうしてロジャーが海軍に自首しないといけないの？もっと他にいい方法があるんじゃないの？」
海軍に自首すれば公開処刑は免れない。ロジャーの死に際を大勢の人々の前でさらすなんて私には我慢ならない。
ﾛｼﾞｬｰ「…俺は自首する。誰がなんと言おうと変えるつもりはねぇ。」
ロジャーの決意は固いようだった。
それでも、私は自首することに賛成できなかった。
貴「そう…わかったわ。でも、ギリギリまで考えて。嫌なの。ロジャーの死に際を大勢の前にさらされるのは…」
ﾛｼﾞｬｰ「…わかった。考えておく。」
考えておくと言ってくれたがロジャーのことだ。絶対に変えるつもりはないだろう。
貴「ロジャー、あなたの子供は絶対守るから。ルージュのことも、絶対に。だから安心してね。ﾆｺｯ」
ﾛｼﾞｬｰ「あぁ、頼んだ。ありがとう。」
貴「えぇ、おやすみなさい。」
私は船長室を出て自室に戻った。
ドアを閉めて、そのまましゃがみこんだ。
貴「海軍に自首…ね…」
本当にあなたは勝手だわ。急に自首するなんて言って子供を頼んだですって？勝手にも程があるわ。それでも、あなたを嫌いになれないのは今までのあなたを見てきたからよ。
私の目から一筋の涙がこぼれた。
貴「絶対に守ってみせるわ、海軍なんかに私は負けない。」
しばらくして、ロジャー海賊団は解団した。そして、ロジャーの公開処刑の日がやってきた。
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あずき丸(プロフ) - 皐月蒼＆夜さん» 初コメントです!!ありがとうございます!!イベントに参加させて頂きありがとうございました。 (2019年4月9日 22時) (
レス) id: 8ea0b75aa9 (このIDを非表示/違反報告)
皐月蒼＆夜(プロフ) - 面白かったです！楽しく読ませていただきました。イベント参加ありがとうございました！ (2019年4月9日 22時) (レス) id: d88528ecc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あずき丸 | 作成日時：2019年3月20日 23時
