第4話 ページ6
貴方サイド
水と食料を取った帰り道、相変わらず私はあの少年のことを考えていた。
貴「うーん、ほんと誰に似てるのかしら？黒髪の人…知ってる人が多すぎるわ。そばかすの人…島のおばちゃん、いやそんな訳ないわ。ルージュ…えっ、嘘でしょ…」
私は気づいてしまった。
貴「えっ、待ってルージュが死んでから14年…あの子はそんなに幼くはなかったはず…でも、あのそばかすに癖のある黒髪…」
もし私の推測が正しければあの子は…
貴「あの子は…エースなの？」
こんな偶然があるのだろうか。そんなことを考えながら小屋に向かう私の足はどんどん早くなっている。
貴「早く戻らなきゃ。」
小屋の前まで来た。ドアノブに手をかける。だが、思いとどまった。
本当にいいのか？あの子に君の父親はゴール・D・ロジャーなのか？などと直接聞いても。もしあの子がほんとにロジャーとルージュの子だったら、もうあの歳だ自分の親のことぐらい知ってるはずだ。
それで、海賊王の息子という立場で傷ついてきたんじゃないのか？今、苦しくてもがいているんじゃないのか？
…やめよう。普通に接しよう。名前を聞いて本当にロジャーとルージュの子だったとしても気づいていないふりをしよう。
意を決してドアを開けた。
貴「!?」
少年「？」
少年が上半身を起き上がらせてこっちを見た。気づいた後ではこんなにも変わるのか。見れば見るほどロジャーの子だと海賊王の息子だと思わされる。
こんな偶然もあるのね…
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あずき丸(プロフ) - 皐月蒼＆夜さん» 初コメントです!!ありがとうございます!!イベントに参加させて頂きありがとうございました。 (2019年4月9日 22時) (
レス) id: 8ea0b75aa9 (このIDを非表示/違反報告)
皐月蒼＆夜(プロフ) - 面白かったです！楽しく読ませていただきました。イベント参加ありがとうございました！ (2019年4月9日 22時) (レス) id: d88528ecc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あずき丸 | 作成日時：2019年3月20日 23時
