第32話 ページ42
貴女サイド
魚人島は海底1万メートルにあり、そこにたどり着くまでに1日を要した。スペード海賊団は海中で一夜を明かし私は甲板に出ていた。
貴「ふぅ、もう辺り一面真っ暗ね。」
ｽｶﾙ「よう、Aの姉貴!!もうすぐで魚人島に着くから準備しといた方がいいぞ」
貴「スカルおはよう。そう、ありがとう。じゃあ準備してくるわ。」
ｽｶﾙ「あっ魚人島でもコーティングがあるから魚人島には3日ぐらい滞在する予定だぞ。」
貴「そう、分かったわ。」
私は自室に戻り、準備を始めた。
魚人島に着いたのだろう、外が騒がしくなってきた。私は赤いTシャツに白い短パン、ヒールの低いサンダルに着替え甲板に出た。
ﾃﾞｭｰｽ「なんて…綺麗なんだ…」
デュースが魚人島の美しさに感動している。
貴「そうね。魚人島は美しくて素晴らしい島ね。」
ﾃﾞｭｰｽ「!?なんだ…聞いてたのか…/////」
まさか聞かれているとは思ってなかったのだろう、デュースがあたふたしている。
貴「ふふふ、そんなに慌てなくてもいいじゃない。私も綺麗だと思うわ。今回もエースのお供？」
ﾃﾞｭｰｽ「いや、今回は俺も買いたい物があるんでね。エースには1人で行ってもらう。」
貴「そう…トラブルを起こさないといいんだけど。」
ﾃﾞｭｰｽ「そうだな…」
まぁ、エースがトラブルを起こさないなんてありえないんだけどね。
貴「それじゃあ私も行ってくるわ。」
ﾃﾞｭｰｽ「あぁ、気をつけてな。」
貴「えぇ、ありがとう。デュースもね。」
私は船から飛び降り魚人島に上陸した。
貴「さてと、まずは何をしようかしら。そうね、お腹もすいたし朝食でも食べに行きましょう。」
私は店の多い街に行き、カフェで朝食を食べた。この街は魚人島の中でも結構栄えている街だったので、いろんな店があった。
エースと一緒に観光しても良かったんだけど、エースったら島に着いたら1番に飛び出していくんだから。少しは待つことが出来ないのかしら。
かわいい服の並ぶ服屋にいい匂いのするレストラン。店を見てまわるだけで昼頃になっていた。
お昼は適当に酒場で済ませ、今は生活感のある商店街のような通りに来ていた。
魚人島にも商店街があるのね。
魚人や人魚の子供達が元気に走りまわっている。その姿を見て私は微笑ましくなった。
すると、路地裏の方からかすかに悲鳴が聞こえた。
貴「…いかにもトラブルが起きそうな所ね…」
だが、悲鳴が聞こえたからには行かなければ。私は、路地裏に足を踏み入れた。
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あずき丸(プロフ) - 皐月蒼＆夜さん» 初コメントです!!ありがとうございます!!イベントに参加させて頂きありがとうございました。 (2019年4月9日 22時) (
レス) id: 8ea0b75aa9 (このIDを非表示/違反報告)
皐月蒼＆夜(プロフ) - 面白かったです！楽しく読ませていただきました。イベント参加ありがとうございました！ (2019年4月9日 22時) (レス) id: d88528ecc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あずき丸 | 作成日時：2019年3月20日 23時
