第28話 ページ36
貴方サイド
ｴｰｽ「イスカ!!お前俺の船に乗れよ!!もちろんお前を海賊にはさせねぇ。賞金稼ぎだ。そんで俺の首を狙えばいい。同じ船の上で…」
エースがイスカに手を差し伸べた。イスカは涙を拭い笑った。
ｲｽｶ「バカだな…賞金稼ぎと賞金首が手を取り合ってどうする。」
エースがニカッと笑う。
ｴｰｽ「そうだな。」
ﾁｶ「… Aお姉ちゃん…行っちゃうの…？」
貴「!?…チカ…ごめんなさい、デュース。エースを支えてくれる？」
ﾃﾞｭｰｽ「あぁ」
チカは大きな両目に涙をためAを見つめる。私はチカと目線を合わせるためにしゃがんだ。
貴「…そうよ…チカ…私達は海賊なの。もうこの島を出航しなきゃ。チカを置いて行ってしまうのは心が痛むけど、ずっとあなたの幸せを願ってるわ、チカ。」
チカがAに抱きついた。
ﾁｶ「…寂しいよ…Aお姉ちゃん…だから、だからぁ…また絶対会いに来てぇ…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ」
私はチカの頭を撫でた。
貴「えぇ、必ず会いに来るわ。約束する。」
私は立ち上がり、チカに手をふった。
貴方「またね、チカ!!」
ﾁｶ「またね〜!!Aお姉ちゃん〜!!お兄ちゃん達もありがとう〜!!」
私達4人はチカに手をふり、スラムを飛び出しひたすら走った。
早く船に戻らなきゃ、海軍に囲まれてしまうわ。今から船を出してたら遅い。でも彼らならもう出航しているはず。
私達は1番近くにある港に出航した私達の船を見つけた。やっぱり!!出航してくれてるわ!!
「エース船長!!」「姉貴、旦那達早く!!」
仲間達が呼んでる。止まってる暇はない、飛び移れとみんな叫んでいる。
デュースが勢いをつけて船に飛び移った。
ﾃﾞｭｰｽ「急げ!!エース、A!!」
ｴｰｽ「あぁ!!行くぞ!!A、イスカ!!」
貴「えぇ!!」
エースとAが飛んだ。
エースとAだけが飛んだ。
イスカは港で私達と向かい合っていた。
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あずき丸(プロフ) - 皐月蒼＆夜さん» 初コメントです!!ありがとうございます!!イベントに参加させて頂きありがとうございました。 (2019年4月9日 22時) (
レス) id: 8ea0b75aa9 (このIDを非表示/違反報告)
皐月蒼＆夜(プロフ) - 面白かったです！楽しく読ませていただきました。イベント参加ありがとうございました！ (2019年4月9日 22時) (レス) id: d88528ecc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あずき丸 | 作成日時：2019年3月20日 23時
