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「なんで謝るんですか？」
特に深い意味は無い。
だって、彼は何も悪いことしていないから。
CM「俺のせいでこんなことに…。｣
"こんなこと"っていうのは間違いなく
家に張りついてる人達に、鳴り止まない電話
これを指してる。
でも別に気に病むほどじゃない。
CM「多分、色々とAさんのこと嗅ぎ回られる。」
「私は大丈夫ですよ？」
CM「それは、！…Aさんは知らないから。
マスコミの怖さを。想像以上に影響があって被害があるんだ。」
話しながら彼の眉と目の幅が狭くなって、俺は本気なんだ！というのがひしひし伝わる。
それもきっとこれまでに彼自身、マスコミの影響で辛い目にあったんだなぁと感じる熱量で。
確かに彼の言う通り、私なんかじゃ、なってみないと想像つかない領域だと思う。というかきっとそう。
それでも
「大丈夫です。」
CM「大丈夫って…家庭環境とか人間関係とか洗いざらいに世間に暴露されるんだよ？」
大丈夫だ、って今なら確信を言える。
だってあなたがどんな人かよくわかってるから。
「もし…
暴露されたらチャンミンさんは私のそばからいなくなっちゃうんですか？」
CM「いや、それはありえないけど…。」
「そうでしょう？なら大丈夫です。
チャンミンさんは私の全てを受け入れてくれた。｣
CM「…でも、」
もう十分、暗い殻に閉じこもったから。
だからしばらくそこに戻る気は無いの。
「今の私に失うものがあるとすれば、チャンミンさんだけですから(笑)」
CM「……」
「だから大丈夫だよ、きっと大丈夫。」
ゆっくり両手を握って彼に伝える。
一つ一つの言葉に伝われ！って願いを込めて。
暫くかすかに開いていた口がきゅっと萎んで。揺れ動いていた目も、確かに私の瞳を捉えた。
CM「…本当に、
俺はAさんには適わないなぁ…(笑)」
そう呟くと
チャンミンさんの眉が、目が、ゆっくり下がっていって口だけがゆっくり上がった。
そして私の腰に手を回して抱き寄せた。
彼の手は子どもを慰めるように私の背中をポンポンとリズムよくさする。
CM「…Aさんって
いつからそんな自信が？(笑)」
「え？」
CM「俺がAさんから離れないって。」
「…わからない。
けど、あなたが沢山私に愛をくれたから…」
彼の腕に抱かれ、気持ちよく自分の心を吐きだせた。これもきっと彼が私に愛情表現を教えてくれたから。
CM「……(笑)」
私の隣に彼が居続けることを切に願う。
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waka(プロフ) - くぅーーー！！最後のセリフ言われてみたい(>_<) (2019年8月29日 1時) (
レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - そう言って頂けるとすごく嬉しいです( ； ； )完結してから2ヶ月以上経ちましたが番外編を書いたので、よかったら読んでください！コメントありがとうございます！ (2019年8月28日 12時) (レス) id: 8286a39511 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - wakaさん» コメントありがとうございます！返信遅くなりましてすみません＞＜ 番外編を一つ更新したので是非暇があれば楽しんで頂けると嬉しいです！ (2019年8月28日 12時) (レス) id: 8286a39511 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - 終わってしまうのが淋しいです、、。 (2019年6月16日 18時) (レス) id: ee0c3f7c1a (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - スクープってときはビックリしたけど、チャンミンがプロポーズしてよかった＼(^o^)／よかった！！ (2019年6月16日 16時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：S
| 作成日時：2018年2月8日 21時
