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思ったより早くその日はやってきた。
CM「こんばんは。すいません、急に。」
「…いえ。どうなさいましたか？」
彼女は俺が1人で来たことに驚いたのか
少し目を見開いた後、静かに尋ねてきた。
CM「連日パーティーに参加するので
沢山クリーニングに出しておきたいんです。お願いできますか？」
「はい。ただこの量だとすぐには出来ないですけど大丈夫ですか？」
CM「それを見越して早めに来たので。」
「わかりました。」
彼女は俺の服を引き取った。
一連の動作があまりにも早く感じて俺は手持ち無沙汰になってしまった。
…手持ち無沙汰もなにも、
クリーニング屋にクリーニングを頼みに来たんだから他にすることなんてないのに。
彼女は立ち去らない俺を不思議そうに見つめた。
「どうかされましたか？」
CM「…いや、なんでもないです。」
自分の行動を思い起こしたら途端に恥ずかしくなった。
普段なら寝てる時間に起きて。
いつものクリーニング屋ではなく彼女のところに来て。
何かアクションが起こることを期待して。
でも普通に考えればアクションが起こるはずがない。たった2回しか会ったこともないのに。
…だから俺からアクションを起こす他ないんだ。
CM「あの、連絡先教えてくださいませんか？」
「…？」
CM「今日みたいに急に来る前に一応連絡して行きたいので。」
「別に連絡頂かなくても構いませんよ？」
CM「いや、僕が嫌なんです。」
「わかりました。」
CM「……」
彼女があっさりと教えてくれたのに拍子抜けした。
我ながら上手い理由をこじつけたとは思うけど、拒否されるのではと身構えてた自分が滑稽だ。
「はい、どうぞ。」
CM「…これ、」
そして彼女から渡されたのは名刺。
そこに彼女の連絡先なんて書いてあるはずもなく、載ってるのはクリーニング屋の連絡先だけ。
まさか天然なのか…？
通りですぐ承諾してくれたわけだ。
CM「そうじゃなくて。Aさんの。
Aさんの連絡先を教えて欲しいんです。」
「……」
また、彼女は驚いた表情をした。
それでも黙ってその名刺にすらすらと文字を書き連ねた。
これは俺になら教えていいと思ったのか。
はたまた仕方がなく教えてくれたのか。
でも今彼女に聞くのは間違いだと思った。
CM「ありがとうございます。
おやすみなさい。Aさん。｣
＊
＊
これが、初めて君の名前を呼んだ日。
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waka(プロフ) - くぅーーー！！最後のセリフ言われてみたい(>_<) (2019年8月29日 1時) (
レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - そう言って頂けるとすごく嬉しいです( ； ； )完結してから2ヶ月以上経ちましたが番外編を書いたので、よかったら読んでください！コメントありがとうございます！ (2019年8月28日 12時) (レス) id: 8286a39511 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - wakaさん» コメントありがとうございます！返信遅くなりましてすみません＞＜ 番外編を一つ更新したので是非暇があれば楽しんで頂けると嬉しいです！ (2019年8月28日 12時) (レス) id: 8286a39511 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - 終わってしまうのが淋しいです、、。 (2019年6月16日 18時) (レス) id: ee0c3f7c1a (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - スクープってときはビックリしたけど、チャンミンがプロポーズしてよかった＼(^o^)／よかった！！ (2019年6月16日 16時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：S
| 作成日時：2018年2月8日 21時
