A.M.00:00 ページ27
CM「それで…どうされたんですか？」
このタイミングで単刀直入に聞かれてると思わなかったから、頭の整理も出来てなくておどおどしてしまう。
…いや、そんなのはまるっきりの嘘で。
本当は、
ここに来るまでの車内でずっと考えてた。
何て言うおうか、どうしたら避けられるか。
でも左右に揺れる彼の瞳を見て、そんなのはダメだってすぐにわかった。
「……あの、」
だから考えてた言葉が使えなくなって。
その上、本音を言おうと思っても声が出ないのが現実。
どうしよう、どうしたら？オッパ助けて。
CM「Aさんは、」
「、はい。」
CM「返事を考えてきてくれたんですよね？」
「…はい。」
私が詰まってるのを助けるように話し始めてくれた彼。でもそれ、助け舟なんかじゃないよ。
CM「…それだけで充分です。」
「え？」
なのに、
急に目の色を変えて微笑む彼に私の動揺が隠せない。なんで急に？私に呆れた？
CM「沢山、Aさんに良くしてもらいました。お世話になりました。
…その上、忙しいのに俺のこと考えろって。悩み事を増やしました。
だから充分です。
こうして俺の事に時間を割いてもらっただけで
…満足だから(笑)」
目を少し細めて、
温かい瞳の中に憂えさが混じってるのは、きっと気のせいじゃない。
だって彼は
いつも紳士的で素敵な男性だから。
そんな彼の優しさにつけ込んで、甘えて、逃げようとしてる私は最低だ。
そう思ってるのに、
CM「…ね？
だから泣かないでよ、Aさん。」
もっと彼を困らせてる。
知らず知らずに出てた涙は彼を勘違いさせ、傷つけるのには充分で。
CM「俺が泣かせちゃいましたね…(笑)」
そう言って手で拭き取るんじゃなくてハンカチを差し出す彼が、私はやっぱり好きで。
「…多分、きっと、」
CM「ん？」
こんな私を真剣に想ってくれる彼が、
「ううん、本当に…」
CM「…うん、」
「…好きです。
好きです、チャンミンさん。」
私たちの想いが重なった時間、
A.M.00:00
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waka(プロフ) - くぅーーー！！最後のセリフ言われてみたい(>_<) (2019年8月29日 1時) (
レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - そう言って頂けるとすごく嬉しいです( ； ； )完結してから2ヶ月以上経ちましたが番外編を書いたので、よかったら読んでください！コメントありがとうございます！ (2019年8月28日 12時) (レス) id: 8286a39511 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - wakaさん» コメントありがとうございます！返信遅くなりましてすみません＞＜ 番外編を一つ更新したので是非暇があれば楽しんで頂けると嬉しいです！ (2019年8月28日 12時) (レス) id: 8286a39511 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - 終わってしまうのが淋しいです、、。 (2019年6月16日 18時) (レス) id: ee0c3f7c1a (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - スクープってときはビックリしたけど、チャンミンがプロポーズしてよかった＼(^o^)／よかった！！ (2019年6月16日 16時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：S
| 作成日時：2018年2月8日 21時
