P.M.00:00 ページ14
どうしよう…
服をどうしようかと悩んでいるうちに気づけば朝を迎えてる。
無駄に疲れたくないのに既に疲れてて。
彼の誘いを受けてしまった自分に後悔するけど仕方がなかった。あれは。
有無を言わせない迫力があった。
軽食をとって掃除を済まし、
また鏡の前に立って「これでいいか」と少し妥協の念を抱えながら化粧をする。
普段から寝不足なのに、
一睡もしてないからクマが酷い自分の顔。
まるで遠足に行く前日にはしゃいで寝れなかった子供みたい。
「あ。」
10分前に家の外に出れば
車にもたれてたっているチャンミンさん。
呼び出すこともしないで待ってた…？
CM「おはようございます。Aさん(笑)」
そして一際、輝いてる彼。
私の目の前に立つ彼は夜に会う時とは違った雰囲気を醸し出していて。
そのシンプルな服装は彼の抜群のスタイルを際立たせる。
知的で、上品で、清潔感のある姿を。
「…おはようございます。
待たせてしまってすみません。」
CM「俺がしたかっただけだから(笑)
いい天気ですね。ドライブにはぴったり。」
「…そうですね。」
CM「じゃあ行きましょうか。」
あまりにも彼がスマートで戸惑ってしまった私を、そのまま助手席へとエスコートしてくれた。
車は塵一つ無いぐらい綺麗にされていてすごく彼らしい。
CM「音楽かけていいですか？
そうだ、Aさんはどんなジャンルが好き？」
「はい。
基本なんでも聞きますが、特に洋楽が好きです。｣
そう答えれば静かに音楽が流れ始めた。
まだ昼前だからか穏やかな感じの曲。
「あ…」
CM「ん？」
「ジョン・メイヤー…ですか？」
チャンミンさんは大きな目をさらに大きくして私を見た。
その目には少し興奮さを含めて。
私はといえば、
案外近かった顔に少々体がそれてしまったけど。
CM「知ってるんですか？
いや、知ってるのか。好きなんですか？ですね(笑)」
チャンミンさんは少し恥ずかしそうにしながら聞き直した。
「はい。よくお店でも流してます。」
CM「へぇ、Aさんと共通点があって嬉しいです(笑)」
それから少し低いトーンで
CM「俺は全然Aさんのこと知らないな(笑)
だから…もっと教えて下さい。」
運転中の彼の目線は前を向いたままで。
それでも真剣さが伝わってきた。
「⋯」
でも素直に"はい"とは答えなかった。
だって彼は私に微笑んでるのが疑わしいくらいかっこいい人なのだから。
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waka(プロフ) - くぅーーー！！最後のセリフ言われてみたい(>_<) (2019年8月29日 1時) (
レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - そう言って頂けるとすごく嬉しいです( ； ； )完結してから2ヶ月以上経ちましたが番外編を書いたので、よかったら読んでください！コメントありがとうございます！ (2019年8月28日 12時) (レス) id: 8286a39511 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - wakaさん» コメントありがとうございます！返信遅くなりましてすみません＞＜ 番外編を一つ更新したので是非暇があれば楽しんで頂けると嬉しいです！ (2019年8月28日 12時) (レス) id: 8286a39511 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - 終わってしまうのが淋しいです、、。 (2019年6月16日 18時) (レス) id: ee0c3f7c1a (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - スクープってときはビックリしたけど、チャンミンがプロポーズしてよかった＼(^o^)／よかった！！ (2019年6月16日 16時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：S
| 作成日時：2018年2月8日 21時
