A.M.00:00 ページ1
君との出会いは偶然だった。
…いや、世の中に偶然なんて存在しない。
今思えば必然だったんだ。
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CM「最悪…」
こんな所から早く帰りたかったのに
パーティーだなんていう社交辞令の場に参加したがためにこうなったんだ。
「すいません！あっやだ。シャツに…
クリーニング出します！｣
CM「大丈夫ですよ。これくらい。
何ともないですから(笑)」
「そんな申し訳ないです。私が…」
CM「申し訳ないと思うなら、気にしないでください。それでは。」
俺がそう言って目の前から去れば、
名前も知らない彼女は少し悔しそうな顔をした。
ほらね、またその技かよ。
KH「チャンミン、今年シャツ汚されたの何回目？(笑)」
CM「…うるせー。」
こういう場に参加するようになった最初の頃は"その技"は意図的なものではないと、
ドラマのような出会いだと、
密かに心高鳴ったりもした。
けれど、"その技"が複数人に何度も行われれば意図的なものだとわかるのは容易で。
容姿と地位と財産に集ってくるやつらばかりだと悟った。
KH「わざとじゃないかもしれないのに。
あーあ、あの子かわいそう。」
CM「そう思うならお前が慰めに行ったら？今なら絶対引っ付いてくるから。」
KH「はいはい。そうですね。(笑)」
キュヒョンだって、'そういう女'とは遊ばないくせに。
外に出れば風が冷たくて
濡れた部分からひやっとして。
いそいそと2人で迎えの車に乗った。
CM「捨てるか…」
結構このシャツ気に入ってたんだけどな。
こんなに汚されたらクリーニングだしても落ちないだろうし。
KH「なに。捨てちゃうの？それよく似合ってたのに。」
CM「オーダーメイドだから。
仕方ない、こればかりは落ちないだろ。」
KH「俺、いい所知ってるよ？
ちょうど通り道だし、今から渡しに行こう。」
CM「こんな時間に？」
KH「そこの子、不眠症らしくていつでもいいって言うんだよ。」
CM「へー…」
運転手に寄り道をお願いする。
なぜキュヒョンがそこを知ってるのか。
もし不眠症の子が寝れてたとしたら邪魔じゃないか。
けど自分の都合だけ考えて
話す気分では無かったし言わなかった。
KH「こんばんは。Aさん。」
「…こんばんは。」
そして君と出会った時間、
A.M.00:00
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waka(プロフ) - くぅーーー！！最後のセリフ言われてみたい(>_<) (2019年8月29日 1時) (
レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - そう言って頂けるとすごく嬉しいです( ； ； )完結してから2ヶ月以上経ちましたが番外編を書いたので、よかったら読んでください！コメントありがとうございます！ (2019年8月28日 12時) (レス) id: 8286a39511 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - wakaさん» コメントありがとうございます！返信遅くなりましてすみません＞＜ 番外編を一つ更新したので是非暇があれば楽しんで頂けると嬉しいです！ (2019年8月28日 12時) (レス) id: 8286a39511 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - 終わってしまうのが淋しいです、、。 (2019年6月16日 18時) (レス) id: ee0c3f7c1a (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - スクープってときはビックリしたけど、チャンミンがプロポーズしてよかった＼(^o^)／よかった！！ (2019年6月16日 16時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：S
| 作成日時：2018年2月8日 21時
