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沈黙の中、
セフンは落ち着いた様子で私の隣に座った。
SE「Aのお母さんに言っちゃった。
付き合ってるって。」
「…うぉ。」
SE「はは変な声(笑)
勝手に言ってごめん。でも言いたかった。」
そう言われちゃ、私はなんも言えない。
それに自分の口で言うより、言ってもらった方が楽だと思うし。
「…何て言われた?」
SE「あの子、小さい頃と変わらずセフン君が好きなのねって言ってた。」
「…もうやだ。」
お母さん何で言っちゃうのよ…
もうただでさえ恥ずかしいことでいっぱいなのに。
SE「だから俺も一緒ですって言っといた。」
セフンは行動力が凄いというか、
勇気がすごい。
なかなかその場面でそんなこと言えないよって思うようなことハッキリ言うから。
でもそういうストレートなところが大好き。
「…ありがとう。」
SE「どういたしまして。(笑)」
「…大好き。」
SE「俺も。」
優しくちゅっとキスをして。
それから目が弧になるように笑いあった。
SE「さ、今から俺の家行こっか?」
「どうして?」
SE「挨拶しに行かなきゃ、報告含めて。」
「え、えぇ…」
セフンの行動力はすご過ぎて、
たまに、着いていくのが大変です。
End.
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作者名:S | 作成日時:2017年10月29日 17時