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ブラックマンネ ページ12
夜な夜な目が覚めて、窓の外に目をやる。
2時過ぎても私の部屋から見える明かりはまだついていて
彼が起きていることを教えてくれる。
･
小学3年生の時、
怖がりの私が一人部屋で寝るようになったものの怖くて寝れなかった。
『じゃあ僕がAを見守ってあげる。』
『どうやって…？』
『Aの部屋から僕の部屋見えるでしょ？
夜明かりがついてれば、僕が見守ってる証拠。それなら安心できるでしょ？』
『うん…!!』
そのお陰で私は彼の部屋の明かりを見て安心して寝れた。
小さい頃は私のためだと思ってた。
でもその提案は、
夜遅くまで大好きなゲームをしてるキュヒョンにとっては何も変わらないことで
言葉巧みに慰められただけだった。
それでも、
私はあの明かりを見る度に心安らぐの。
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作者名：S
| 作成日時：2017年10月29日 17時
