優しさの中に ページ11
YX「A〜コーヒー頂戴〜」
「はーい」
いっつもイーシンは私をお茶出しに使う。
私じゃなくて後輩に頼めばいいものを「Aのが一番美味しいもん」で一蹴してしまう。
マシーンでやるんだから誰だって変わんないのに
こうやって、私にだけ頼むもんだから女性陣に恨みを買うんだ
…そう、何てったってイーシンはモテる。
容姿端麗で、私と同期なのにいつの間にか企画開発部部長になってるぐらい仕事も出来る。
それにどことなくマイナスイオンを発してる
言わば、癒し系男子。
そのせいか、私もなんだかんだで彼に頼まれると断れない。
「はい、どうぞ。」
YX「んー、ありがとう。」
そう言うと、丸メガネからこっちを見て微笑む。
キュン
彼の笑みを見るといつだって胸がはしゃぐ。
「どういたしまして。」
そう返して何事も無かったかのように自分のデスクに戻る。
…この生活はいつからだっけな
覚えていない、けどいつからか好きになってた。
どんどん想いは募ってくのに、変わらないこの関係性。
いや正直に言えば、変えようとも思ってない。
イーシンの隣に私は不釣り合いだもの。
でも、イーシンは優しいから
私を同期として仲良くしてくれる。
だからついつい私も甘えちゃうんだ。
YX「A〜、食堂行こー？」
「うんー」
こうやって誘ってくれる度に舞い上がる心に蓋をしめなきゃ
変に期待をするのは傷つくだけだから。
YX「あのね、内緒なんだけどジュンミョンが……」
「そうなの？！それはお祝いしなきゃね！」
総務部のジュンミョンさんがやっとのことで、片思いしてた人と付き合い出したらしく
それを面白おかしく話してくれるもんだから、笑いが止まらない。
「はははは！それ本当？」
YX「本当だって！もぉ〜」
「だってイーシンったら『あの、イーシン先輩！お隣いいですか？あんまり空いてなくて。』
「……」
話しかけてきたのはイーシンを狙ってるって有名な後輩で
せっかく楽しくお喋りしてたのに…
しょうがないけど、モヤモヤする。
「じゃ、少しつめよ「ごめんね、今Aと大切な話してるから向こうの席に座ってくれる？」
『…はい。失礼します！』
「…」
YX「これで続き話せる〜、でねでね…」
イーシン
いくら分かってても勘違いしちゃうよ。
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もっちゃん(プロフ) - お疲れ様でした(*^^*)現実では体験できない夢のような職場体験ができて楽しかったですっ( *´艸｀)また楽しみにしております(*´ω｀*) (2017年7月16日 22時) (
レス) id: ba101f5e80 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - pippiさん» ありがとうございます！順番は最初から決めてあったので＾＾ (2017年6月3日 19時) (レス) id: 720acd8c66 (このIDを非表示/違反報告)
pippi(プロフ) - 待ってました！チャニョルいつくるかなぁって楽しみにしてたんです！ありがとうございます^^ (2017年6月3日 1時) (レス) id: 017b966fd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：S
| 作成日時：2017年4月22日 22時
