威圧感 ページ16
急いで帰ってこれたのは、マネージャーさんとセフンさんとジョンデさん、ミンソクさんにジュンミョンさんだけだった
みんな突然の呼び出しで、空気が重い。
少しの沈黙の後、叔父さんがゆっくり口を開いた
「わかってると思うが突然呼んだのには理由がある」
「...」
「君たち、Aちゃんをなんだと思ってる？」
「…え？叔父さん？」
「さっきのAちゃんの言動を見る限り、Aちゃんが君たちの料理も作ってるように見えたが、実際のところどうなんだ？」
「...」
再び沈黙が流れる
あの一瞬の言動でそう思うなんて…洞察力が鋭い
『…社長、あの、家政婦さんが入院いたしまして…代わりの人を見つけるまで、その、Aさんがその仕事を引き受けてくれまして…』
「つべこべ言うな。結論してもらってるんだろう？」
『…はい。』
叔父さんがこんな怒ってるところを初めて見た
しかも、私が原因だなんて…普段は温厚なのに
「全く。私がわざわざ君たちにかわいい姪っ子を任せたのをなんだと思ってるんだ！」
叔父さんの声だけが部屋に響く
どうしよう…どうしよう。
「…あの、叔父さん、私は大丈夫ですよ？
私が無理言ってここにいさせてもらってるわけだし…。」
「そんなことはAちゃんが気にすることじゃない。私がお願いしたのにそれをきちんと守れないのが悪いんだ。」
勇気を振り絞って言ったのに、そんな事言われたら言い返しにくい…
叔父さんの言うことは多少当てはまるし。
でも、ここで引き下がれない
「…叔父さん違うんです！
私が申し訳なくなって、自分から申し出たの！」
「Aちゃんが…？」
「はい、だから大丈夫です！叔父さんは気にしないで？
みなさんは私にいつもお礼を言ってくれるから頑張れるし、どうせ何もしてないのも飽きちゃうから！ね？」
「…そうか、Aちゃんがいいならいいんだが…」
「うん、ほら叔父さん忙しいでしょう？仕事に戻って？」
そう言うと、「じゃあ気をつけて、楽しく過ごしなさい」と言い残して帰った
…っほ、私頑張った。
無理矢理押し付けられたのを自分から言った、とか言うなんて
私いい子！
そんなこと考えながら、叔父さんを見送って部屋に戻るとみんなからの熱い視線。
もう…今度は何…？
.
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さあや(プロフ) - こんにちは！今日読み始めたのですが、面白くて一気読みしちゃいました（笑）ほんとに楽しかったです！次回作も楽しみにしています！！お疲れ様でした！ (2017年8月7日 11時) (
レス) id: 62650a99fa (このIDを非表示/違反報告)
mare(プロフ) - お疲れ様でした！終わってしまうのは寂しいですが、次回作も楽しみにしています！ (2017年6月11日 20時) (レス) id: fae6285b4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：S
| 作成日時：2017年2月7日 21時
