天使と恋に落ちる

残業代はイケメン ページ10

あーお風呂入りたい、寝たい、靴脱ぎたい。

第8スタジオに向かう道のりはものすごく長く感じて、
無駄に広いテレビ局を理不尽に恨む。。

私はマネージャーさんに渡す飲み物を買うと
自分のコーヒーもカフェテリアで買う。

…23時にコーヒーなんて。。


騒がしい第8スタジオの前に着くとドアを開けて、
私は近くのスタッフさんに挨拶をすると
セブンティーンのマネージャーさんを探す…が、、


『…人数多くて分かんないよ…どこいるの、』


キョロキョロしてると綺麗な男の子と目があう。


JN「アー、セクシーお姉さんだ、」


…何その呼び方。そして韓国語がたどたどしい。


MH「本当だー、セクシーお姉さんだ。どうしたんですか？」


『あの、えっと、マネージャーさんいらっしゃいますか？』


JN「マネヒョンならタバコ吸いに行きましたよ、多分そのうち戻ってきますよ、ねー！ヒョンー！セクシーお姉さんが来たー！」


その声に奥で待機用の椅子に座ってるメンバーのみんなが
こちらを振り返る。。その呼び方なに！本当恥ずかしい！


SC「こんにちは！いや…こんばんは！どうなされたんですか？」


リーダーなのかしっかりしてそうな男の子が私の前に来る。


『来週のインタビューの打ち合わせに来たのですが、マネージャーさんが今ご不在ということで、、』


SC「あーヒョン煙草か、、ここ、座っててください、」


『いやいや、私は此方で待ってますので、気になさらず！撮影もあるでしょうし、、』


MG「丁度俺らは休憩中なんで、、人数分かれて撮ってるんですよ、座ってください。」


そう言われすごくイケメンな子に肩を押され無理矢理座らされる。


私いますっごく疲れてるから違うの！
座ったらいますぐ寝れそうなくらい疲れてるから座りたくないの！


そんな事を言えるはずもなく座ってると話しかけてくる
イケメン高身長くんとリーダーさん、、
しかしすぐに二人は呼び出され撮影に行ってしまう。。

そしてここにいるのは、韓国語がつたないイケメン二人と
会釈して挨拶しただけの小さい男の子。色白いな、


『………。』


気まずい、、というか沈黙、、
まだだるいくらい話しかけてくる二人がいた方がマシだった。


まずい、、眠気までき、、た……


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