誤魔化せないや ページ8
意外と、伊織君とは普通に喋れてる。
「ねぇ、消しゴム貸して。」
「はい。」
「ありがと(ニコ」
普通に話せて嬉しいけど、まだ、伊織君の笑顔が、希帆にはキツい。
まだ引きずってるって分かっちゃうもん。
駄目なのにね。
こんな自分なんて嫌いだ、
ーーーーー
ーーーーーー
教室を出て、手を洗いに水道へ向かう。
ビシャ。
「うわ！」
突如、希帆の顔に水渋きがとんだ。
バッと、水渋きがきた横を向く。
「寿！ やったな？」
ビシャ。
「わっ。冷てぇー(笑)」
「寿びしょびしょ(笑)」
「お前もな。」
…そして、二人で笑った。
「修学旅行楽しみ？」
「うーん。それなりに。寿は？」
「普通。あんま今の班楽しくないからさ。」
今の班って、和奏ちゃんの班か…
てか、何でちょっとほっとしてんだろ…
「桜庭は？今の班楽しい？」
「んー。まぁ。」
楽しい。けど、切ない。そんな班だよ。なんて言えない。
「そっか。いいなー。」
そう言うと、手に石鹸をつけてゴシゴシ洗い始めた。
「あのさ、この前の話なんだけど…」
「この前の話？」
「帰り際に話した、恋したことあるってやつ。」
「あー……」
ゴシゴシと動かしていた手の動きが、ゆっくりになる。
「お前さ、時々すっごい切なそうな顔するよね。」
図星だ。
寿は、そういう小さな変化にも気づくんだ…
「それって、この話に関係してるかなって思って…」
希帆は、寿の顔を２つの目でしっかり捉える。
寿には、誤魔化しは効かないか。
「うん。してる。」
「それって…」
寿の言葉を遮るように、希帆は、人指し指を立てて口に置いた。(シーのポーズ)
それを見た寿は、口をつぐんだ。
「もうすぐ給食始まるよ！行こっ！」
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いちぴ - 凄いはまるお話で気に入りました！最新楽しみにしてます！ (2019年11月8日 21時) (
レス) id: 9cde7eefe3 (このIDを非表示/違反報告)
まーさん(プロフ) - まり夕ンさん» ありがとうございます。勉強の合間にちょこちょこ更新するようにはしているのですが…待たせてしまうことになってしまうと思います、、すみません。これからも、この小説を宜しくお願いします!! (2018年1月20日 20時) (レス) id: 012283a465 (このIDを非表示/違反報告)
まり夕ン - 2ヶ月ぶりに来てみたら、全員名前変換できるようになってる＆4話増えてる！！ 受験前の大変なときに、更新して下さってありがとうございますm(__)m 受験合格されることを祈ります！！ (2018年1月16日 1時) (レス) id: 6b8bf83b3b (このIDを非表示/違反報告)
まーさん(プロフ) - 愛花さん» おー!!!ありがとうございます!!やってみます!!これからもこの作品を宜しくお願いします♪ (2017年12月27日 20時) (レス) id: 5d6f637f64 (このIDを非表示/違反報告)
愛花 - 自分、ふつーに、[占いツクール LINEぽいやり方]ってぐーぐるで調べたら、このサイトでやり方を投稿(?)している方が居ました。なので、このサイトで調べても出ると思いますよ。曖昧ですみません、、 (2017年12月24日 16時) (レス) id: 192c8fdc99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まーさん | 作成日時：2017年7月26日 23時
