cue4 ページ5
ジュンとの電話を終えたあと2人のレッスンをし、それから何事も無く夕飯も済んだ。
そこからは自由時間なので一応凪砂先輩には外には出ないように言ったあと私はお風呂に向かった。
お風呂に浸かると今日1日の疲れがとんだ心地がして好きだ。
そのまま今日の反省点を考えて、それから明日のレッスンの事を考えて、本番の事も考えて……等色々考えていると思いのほか長くお風呂に入っていたようだ。
お風呂からあがってスリッパを履いて自室に戻る。
髪を乾かすのは部屋に戻ってからで良いや、最悪乾かさなくても問題ないし。
スリッパってあんまり履く機会無いからなんと無くなれないなぁ〜とか思いながら階段を降りていく。
「あ、A、ちょっといいかな」
「うわぁ！…ちょ……‼」
急に声をかけられてびっくりした私は足を滑らせてしまった。
そのまま床に落ちると思って目を瞑った時に、腕を掴まれた。
「っと！大丈夫ですか⁉お怪我は？」
「ん……え。七種さん⁉えっと大丈夫です。ありがとうございます。」
「すみません！そこまで驚かせてしまうとは思わず…。」
「ごめんね。A。怪我はない？君を驚かせようとか思ってた訳では無いんだけど」
そんな事はわかってる。だから気にして無い。けど気になるのは
「あの、七種さん、手離して貰っても良いですか……？」
私の腕を掴んだままの茨の手だ。
「手？あぁ！大変失礼いたしました！ご気分を害されたなら……あれ？Aさん髪が濡れているようですが乾かさないのですか？」
「えっと…まあ。なんか乾かさなくても良いかな〜って思って」
「勿体無い！せっかく綺麗な髪をしているのに！そのままにしておくと髪に結構なダメージがかかるんですよ。よろしければ自分が乾かしましょうか？」
「いや！大丈夫です！」
「そう言って部屋に戻ってそのまま寝る気なんでしょう？貴女に風邪をひかれても自分も閣下も困るんですよ？」
その後数分間の攻防の末、私は自室に戻りドライヤーを持った茨に髪を乾かしてもらうことになった。
思いの外その手つきが優しくてふとさっき助けて貰った事を思い出したりして。
「…なんかぼーっとされてますけど大丈夫ですか？」
「…え。あ、だ、大丈夫です！」
返事に遅れてしまったり。
どうしてか急に茨を意識してしまったの。
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美玲(プロフ) - 作品を読ませていたたぎました！私はEden箱推しで、最近は茨くんになりそうなのでw確かに、Edenなどの他校の夢小説増えて欲しいですよね！これからも頑張ってください!!敬礼〜☆ (2022年7月5日 11時) (
レス) id: 0536cf4548 (このIDを非表示/違反報告)
クロにゃんスリーピー(プロフ) - はじめまして！作品を読ませていただきました！とても面白かったです！質問なんですが38話で完結になっていましたが続きはないんですか？ (2020年2月3日 8時) (レス) id: bad43f72a1 (このIDを非表示/違反報告)
鹿乃詞音(プロフ) - なちゃおさん» コメントありがとうございます！気づくのに遅くなってしまってすみません。楽しく読んでいただけているようで嬉しいです！全然更新できていませんが頑張って再開するつもりです！ (2018年5月6日 12時) (レス) id: 7fcb7f54cd (このIDを非表示/違反報告)
なちゃお - こんにちわ！作品を読ませていただきました！！いやぁ、とても面白くてあっという間に読んでしまいました！！茨が出てくる度に嬉しくなりました！更新頑張ってくださいね！敬礼〜！ (2018年4月7日 14時) (レス) id: 2fc1f52ab2 (このIDを非表示/違反報告)
鹿乃詞音(プロフ) - こっぺぱんさん» こっぺぱんさんこっちの作品にもコメントありがとうございます！毎回楽しみと言って頂けてとても嬉しいです〜！短編集の方はなかなか更新できなくてすみません…。受験が終わったらどちらもどんどん更新する予定です！ (2018年1月29日 23時) (レス) id: d6ee02f425 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鹿乃詞音 | 作成日時：2018年1月9日 15時
