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「どうする？」
『…どうしようね』
「送るっても、飲んでもうたし」
『いやいや全然』
「…とりあえず」
『…ん、』
「…Netflix、みる？」
『う、ん』
Netflix見たところで、終電が行ってしまったことがなにも解決しないのはわかってる。
もちろん終電が本当はまだあることだってわかってるし、
全部わかってる私のこともきっと流星はわかってる。
”タクシー呼べばいい”なんて野暮なことを口にしないのは
お互いちゃんと”わかった”上で、これから先の展開に少し期待しているから。
ソファを背もたれにして、ラグの上に座る2人。
目の前のテレビにうつるのは、いつか誰かが面白いって言ってたナントカいう海外ドラマ。
どうせ、観ない。眺めてるだけ。
ドラマに一切集中していないのは、流星もなんだってすぐにわかった。
ねえ、気づいてる？間違えてシーズン4から見始めてること。
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作者名：tana科 | 作成日時：2020年5月23日 3時
