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「あ、Aちゃん、俺これ買いたいねんけどい〜?」
『あ、はい!お会計しますね』
照史さんが自分の顔の横で揺らした商品を受け取り、カウンターでお会計を進める。
渡された商品は、照史さんらしいモチーフのものばっかり。
なんか海とか夏とかが似合うよなあ照史さん。
なんでやろ、焼けてるせいかなあ。
焼けてるせいやろなあ。
でもその中に一つだけ可愛い犬のぬいぐるみ。視線に気付いたんか照史さんは恥ずかしそうにはにかんだ。
「あ、これうちのワンちゃんに似てんのよ。目合ったらなんか連れて帰ったらなあかんような気になってもたわあ」
ニコニコ人懐っこい顔で笑う照史さんに、犬みを感じてしまった。
グループのうち2人も犬感じさせてくる人いるのはもう、ジャニーズ犬いっぱいWESTやと思う。知らんけど。
また今度このワンちゃんのシリーズこっそり入荷させとこ。
照史さんのお会計終わったぐらいに他の皆さんもお会計に並びだした。
全員それぞれお買い上げいただいて。売上貢献ありがとうございますう。
あとお会計中に流星くんのいつもの様子聞いたら、ついさっきサングラスかけながらサングラス探してたって教えて貰った。
どうしたらそんなことになるん、恥ずかしくて声出てもうた。ほんといつもいつもすみません。
きつく言うときますんで、こちらからも。ええ。
皆さんのお会計後、最後にちょっと大きめの物とか割れ物とかは郵送する手続きだけしてもらって、店の出口まで見送る。
流星くんは帰り送っていってくれるらしいので居残り。
ちなみにシゲさんは神ちゃんさんに教えてもらったらしく帽子の置き物はお買い上げになりませんでした。よかった。
『今日はありがとうございました!また来てくださいね』
「おーまたくるわあ」
「こちらこそ閉店後にありがとうね」
【お疲れ〜】
いい人達だったな、仲良さそうで安心した。
見送りの後、皆さんの人あたりの良さを思い出す。流星くんを安心して任せられる人達だった。これからもうちの兄をよろしくお願いします。
to be continued…?
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作者名:tana科 | 作成日時:2020年2月2日 20時