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『世の中の男はちっさい女の子が好きだよね本当』
「荒れてんなー、急にどしたん」
『急にじゃないけどさあ、中間先輩もちっちゃい方が可愛いって言ってた』
「…なんで淳太？」
『いやたまたまそういう話を』
「ほえー」
ほえーってなんだよ、もっと興味ある感じ出せよあたしに。
気の抜けた返事に心の中で悪態をつきながら唐揚げを箸で摘んだ瞬間、
「俺告白しよかな」
爆弾が落とされた。
『は』
私も唐揚げを落とした。
「おお手ガバガバなってんぞ」
『いやごめ、え、ついに、』
「んー、あんま調子こいてたらとられるしなァ」
『…ふうん』
相談内容はどこが可愛くて困るとか、全然気づいて貰えないとか。その割には伝える気なんて無さそうで。
そんな重岡の態度に、今の関係に、胡座をかいていたのは私だ。
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作者名：tana科 | 作成日時：2020年2月2日 20時
