報告会 ページ3
:
「誰？」
恐い、俺はその感情が真っ先に出てきた。
あの視線、あの声のトーン….
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北人「あれは俺のこと嫌ってるわ。」
慎「初日で？？」
翌日、昨日の衝撃的なことを慎と翔平に報告すべく、屋上手前の階段に３人で集まった。
慎「てかそのあとどうしたの？結局帰ったの？」
北人「んなわけねーだろ。」
——————————————————
「誰？」
北人「あっ、あっ、吉野北人。」
「…..恐がっちゃって、情けな。」
————————————————
北人「って言われて帰られた。」
翔平「あの吉野北人の顔が潰れるねえ。みんなの前でしなくて良かったね。」
その翔平の言葉にピキンとくる。
ガタンｯ！！
俺は近くに置いてあった埃の溜まった机を蹴る。
翔平「っ。」
北人「あぁ〜プライドが許さねえ。あの女は絶対落とす。」
慎「急ぎ足は禁物だよ。ゆっくり行かないと獲物は逃げるよ。」
誰だって俺にロックオンされた女は逃げられずにそのまま俺に飲み込まれる。
それか罠だと知らずにホイホイついてくる。
それが俺と女の”あるべき”関係性なのだから。
___でも、俺はあの女のことをナメすぎてたのかもしれない。
:
「….そんなに私に執着するなら、私のことほんとうに食べてみる？」
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作者名：ZEA | 作成日時：2022年1月5日 0時
