色の見えない彼女【ハイキュー!! 澤村大地】

祝福 ページ27

パチ……パチ……パチパチパチパチ

ちらほら拍手の音が聞こえた。

A・澤村「！？」

「おめでとうー！」

「やるな後輩ー！」

A「へ……！？」

澤村「あ……ここ校舎だった……」

今思い出した。

A・澤村「//////////」

お互い顔を見合わせて、真っ赤になった。

澤村「あの……A」

A「は、はい……？」

澤村「これから、よろしくなっ！」

ニッとはにかんで抱きしめた。

A「！は……はい……っコチラこそ……！」

ﾊﾟﾝｯ

あの音だ。

今度は何色だろうと顔を上げると





あれ……？

澤村さんが見える？





A「……澤村さん……？」

胸のドキドキを感じながら、澤村さんの顔に手を伸ばした。

澤村「！？」

A「顔……赤いですよ……？」

澤村「！？え……ちょ、待って……！？俺の事見えてる……！？」

A「はい……顔が……赤い……です」

澤村「色……見えるようになったか……！？」

A「みたいです……！」

にこっと微笑んだ。

菅原「やっとくっついたかお前ら！」

東峰「え？どうなってるの？ていうかハグしてる！？」

清水「A、おめでとう」

A「き、潔子……！？」

慌てて離れた。

澤村「お前らいつの間に……っ！？」

菅原「お前が告白した辺りから」

告白、を強調して言う菅原さんは意地悪だ。

澤村「な……！？ちょっはぁ……！？」

東峰「ここにいた人達何事って立ち止まって見てたぞ？」

清水「もう生徒公認のカップルね」

A「気付かなかった……」

澤村「A、言ったら？」

ちょんちょんと肩を叩いてぼそっと言った。

A「！あ、あ、あの……！」

３人「？」

A「私……皆さんの事……見えるようになりました……！！」

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