会いに来てください【宮治】 (ページ5)

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狭いページ5

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やば、つい口に出してしまった。

「バレーやられてたんですか？」

『あ、いや高校の時はマネージャーやってて』

「…もしかして稲荷崎？」

『え！？』

なんで分かるの？？

セッターってマネージャーまでチェックしてるわけ？

『そうですけど、

お会いしたことありました？』

「いや、見かけたことはあるくらい？

強いところはいつもチェックしてましたし
少し関西訛りだったから

逆になんで梟谷だってわかったんですか？」

『あ、合ってたんですね

梟谷も強豪じゃないですか、

東京はレベルが高いから
いつも上位校は要チェックでしたよ』

もうバレーはやっていないってことだよね

そもそもなんで話しかけて来たんだ

私は人見知りですよ、
まともに話せる大学の友達2人しかいないです。

「俺、赤葦京治です。」

鞄から教科書やらペンやらを取り出して
こちらを向いてそう言った。

そういえば名前を知らないままだった。

てか、隣で授業受けるつもりなんですね。

『あ、夜久Aと申します。』

赤葦「え、東京に親戚とかいます？」

『…さっきからなんで私のこと詳しいんですか』

怖いんですけど、と笑いながらいうと

確かに、すみませんと笑ってそう言った

赤葦「よく対戦していた高校に
同じ苗字の人がいたので」

『んー、リベロやってた気がする。

はとこくらいで
あんまり会ったことはないんですけど』

北さん世間は狭いです。

バレーに関わっていただけなのに

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