闇に、立ち止まる ページ7
＝宇宙管理センター：廊下＝
建物内は当然真っ暗で、夜だからかそれは余計に暗く、
空気も少々冷えていた。
そんなくらい廊下を、カシャン、カシャン、と音を立てながら、
カルデラ・Ｋとメルト・Ｋが先導していく。
数分歩いた廊下の先、一室、機械のわずかな光のこぼれる部屋があった。
「…！！」
だんだん異臭がしてきて、何人かが鼻から下を手で覆う。
歩みの速度が落ち、一同がその部屋に近づくのを躊躇っているのが分かる。
「わ、私…ここで待ってる」
ジェシカが立ち止まって、一歩も進まなくなる。
それを皮切りにしたのか、次々に他のメンバーがリタイアしていった。
「じゃあ、私も…」
「お、俺も待ってる」
「ぅーん、…僕も」
ラン、アスカ、ユウヤが言いだし、
四人はその場からもう一歩も進もうとしない。
「み、皆さん…」
「みんな…」
進もうとしていたヒロとバンも、仲間たちが立ち止まる気持ちもよく分かったため、
立ち止まって振り返った。
人間に構わず、止まらずに先に進むカルデラ・Ｋとメルト・Ｋの後を
ジンが一人で黙って追っていった。
「ジン…」
バンもヒロも、ジンと二機を追って先へ進む勇気は既に手放していた。
二人も待機組と共に立ち止まり、闇に消えていくジンの背中を見送る。
「…カルデラ・Ｋもメルト・Ｋも、遺体がないって言ってましたよね。
じゃあ何でこんなに異臭がするんでしょう…」
ヒロが不安そうに言った。
しばらくして、バンはとっくにジンの姿の消えた廊下の向こうを振り返って、言った。
「…、…やっぱり、俺も行ってくる」
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ユリ(プロフ) - ありす・りゅぬさん» メっチャ同感です！！ (2013年4月10日 21時) (
レス) id: 5f2e549008 (このIDを非表示/違反報告)
リューン解放Ver.(プロフ) - ありす・りゅぬさん» 短編にはイナＧＯも混ざっておりますが、ご了承下さい＾＾；； (2013年4月10日 0時) (レス) id: ef8624a007 (このIDを非表示/違反報告)
ありす・りゅぬ(プロフ) - うひゅっん//短編でも読めるなんて幸せですよん(( (2013年4月9日 18時) (レス) id: ba2fd6d3db (このIDを非表示/違反報告)
リューン解放Ver.(プロフ) - ありす・りゅぬさん» 更新が遅いときは短編にいるかも知れませんので；； (2013年4月9日 0時) (レス) id: ef8624a007 (このIDを非表示/違反報告)
ありす・りゅぬ(プロフ) - いえいえ＾ω＾*)⊃!!こちらこそよろしくです!!! (2013年4月8日 21時) (レス) id: ba2fd6d3db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リューン | 作者ホームページ：
作成日時：2013年3月16日 10時
