夜、着陸 ページ6
＝ダックシャトル：シート＝
『ダックシャトル、宇宙管理センター前に間もなく着陸だモン！』
メタモＲのアナウンスで、全員シートに座り、シートベルトを着用した。
今現在、宇宙管理センター周辺は夜で、星が光る以外に明かりはない。
視界が定かでない中、メタモＲは器用に岩場の間にダックシャトルを着陸させた。
「…さて、これからどうするかが問題だな」
拓也が立ち上がって腕を組んだ。
じつを言うと、宇宙管理センター前に降り立った理由ですら、
確かなものではなかった。
リュウンを捜しに来た―――それが、誰が口に出すことが無くとも
分かり切っていた、理由の一つだろうか。
『言ッタダロウ。ますたーハモウ居ナイ』
沈黙を破り、不意にカルデラ・Ｋが拓也の肩に飛び乗った。
どこからか飛び出してきたメルト・Ｋもそれに続き、
拓也のもう片方の肩に飛び乗った。
結果、両肩にＬＢＸを乗せた拓也は困っているのか戸惑っているのか、
微妙な表情である。
メルト・Ｋがウィィイイイン、とヘッドを動かし、
辺りを探るように電波を飛ばした。
『大変ダ。ますたーノ遺体ノ行方ガ知レナイ』
メルト・Ｋが突発的に言いだし、本格的に辺りを見回しはじめる。
カルデラ・Ｋがそれと連動するかのように、ピピピ、と音を立てて建物内を調べた。
『ＭＥＬＴ−Ｋ…本当ダ。ますたーガ居ナイ。誰モ居ナイ』
そう言うとカルデラ・Ｋは拓也の肩を飛び降りて、ダックシャトルを降りていった。
メルト・Ｋもその後を追い、ダックシャトルを降りていく。
そんな二機を戸惑いの目で見るのはバンたち、ダックシャトルの面々だ。
「うーん…よく状況は分からないけど…とりあえず、ついていこう」
バンが首をかしげながらも芯の通った声で言う。
一同も戸惑いながら各々シートを立ち、
バンを先頭に宇宙管理センターへと歩き出した。
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ユリ(プロフ) - ありす・りゅぬさん» メっチャ同感です！！ (2013年4月10日 21時) (
レス) id: 5f2e549008 (このIDを非表示/違反報告)
リューン解放Ver.(プロフ) - ありす・りゅぬさん» 短編にはイナＧＯも混ざっておりますが、ご了承下さい＾＾；； (2013年4月10日 0時) (レス) id: ef8624a007 (このIDを非表示/違反報告)
ありす・りゅぬ(プロフ) - うひゅっん//短編でも読めるなんて幸せですよん(( (2013年4月9日 18時) (レス) id: ba2fd6d3db (このIDを非表示/違反報告)
リューン解放Ver.(プロフ) - ありす・りゅぬさん» 更新が遅いときは短編にいるかも知れませんので；； (2013年4月9日 0時) (レス) id: ef8624a007 (このIDを非表示/違反報告)
ありす・りゅぬ(プロフ) - いえいえ＾ω＾*)⊃!!こちらこそよろしくです!!! (2013年4月8日 21時) (レス) id: ba2fd6d3db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リューン | 作者ホームページ：
作成日時：2013年3月16日 10時
