最高峰 ページ29
この間の、これぐらいの豪雨。
傷付いた僕を、君はこんな雨の中迎えに来てくれたね。
君も傘を持っていなかった。
僕に傘は要らないよ。
有ったって、防げるモノじゃない。
この雨は、僕のココロに降ってるんだ。
僕のココロに、突き刺さってるんだ。
服が水を吸って重くなる。
ココロも同時に、重くなる。
ああ、…君は今、何処に居るんだ？
何度問い掛けたって…ああ、分かってるよ。
君はきっと永久に、僕に居場所を教えてくれることはないだろう。
だがそれはそれで、君が危ない目に遭ってるっていうのを教えてくれてるんだよね。
これぐらい…僕が気付いてあげられなければ…。
―――失格だ。
君と居ることは、許されない。
失いたくない、と君は言ったな。
―――むしろ、失われたのは君の方じゃないか…。
「…何だと…！？」
「途絶、え、たのだ…思考を、…止めた、の、だ…」
大きすぎるディスプレイの前で、かすれた声。
「何故、だ…何故、出来た…“あれ”を、止め、る、こと…など、…」
「どういう意味だ、Ｄｒ．マミー」
アランウォーゼンは問いただした。
だが、Ｄｒ．マミーはフッと笑うだけ。
「今に、分かる…あの脳が、…独立した、あの、脳、…あれが、止ま、ることが…意味する、の、は…」
Ｄｒ．マミーはカラカラと音を立てて部屋を出て行った。
「Ｄｒ．マミー…ちっ」
ウォーゼンは舌打ちすると、ディスプレイを見る。
―――そこにあったのは。
「…なっ」
怖れていたことが、現実に…。
「聞いたことはある…氷から水まで、自由自在に操る少年技術者が居ると…」
あの脳が、考えることを止めたその時。
世界最高峰の人体技術は、得られない。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
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リューン受験Ver.(プロフ) - 出そうと思い始めた…。結局沿うんだね、微妙に…。 (2012年9月29日 10時) (
レス) id: 8a68ee0a75 (このIDを非表示/違反報告)
リューン受験Ver.(プロフ) - ＹＥＳ。でも、出方は微妙…。 (2012年9月18日 21時) (レス) id: 8a68ee0a75 (このIDを非表示/違反報告)
リューン受験Ver.(プロフ) - ううん…がんばる。 (2012年9月16日 10時) (レス) id: 8a68ee0a75 (このIDを非表示/違反報告)
リューン受験Ver.(プロフ) - 受験、やばいなぁ…。 (2012年9月16日 9時) (レス) id: 8a68ee0a75 (このIDを非表示/違反報告)
緋櫻遥輝@裏暗(プロフ) - リューン受験Ver.さん» 続編早い！！23話…ww絶対出来ないなwwそして受験頑張って！！ (2012年9月14日 21時) (レス) id: c54c430afd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リューン | 作者ホームページ：
作成日時：2012年8月31日 14時
