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「Aはどんなゲームだと思う？」
『ん〜逃げるとか！』
「お、いいね、エスケープだもんな。慎太郎は？」
「走る」
「逃げるなら走る！いいよ、近づいてきたよ！…はい、ジェシー」
「えーっとじゃあ、5人で1人撮る。…そして！！」
「いや、残りとっとけよ！ルールが全部出ちゃった！」
相変わらず不憫なほっくんにみんなが笑ったところで
「今の組み合わせると、ルール？」
「ルール。」
改めて今回の企画のルールを整理すると、時間制限は1分。撮る側はメンバー1人に対し1人5枚まで撮影ができ、逃げる側は他のメンバー達が撮影するインスタントカメラに顔が映らないようにとにかく逃げまくるらしい。その時手で顔を隠したりするのはダメなんだそう。
「まあシンプルなルールでございます」
「楽しそうだね」
というわけで早速ゲームを始めることになり、最初にゆうくんが撮られる側としてチャレンジ。
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スタートの掛け声を合図に扉から入ってきたゆうくんが頭を振ったり、ボクシングのような動きをしたりして顔が映ることのないように交わしているのが面白くてこっそり笑っていると、本来の目的を忘れているわたしに気づいたじゅりくんが「A全然写真撮ってないじゃん」とつっこむ。
『…タイミングをね、見計らってるんです』
「Aさん？時間制限ありますからね」
『え、まって、あと何秒？15秒？まってまって！ゆうくんおいで！』
「はは、呼んだら来んの？」
「A！」
『きた……！』
「AHAHA！そういうのもアリ？」
目の前に来てくれたゆうくんの写真を1枚撮ったところでタイマーが鳴りチャレンジ終了。
そして「俺2枚しか撮れなかったわ」と呟くほっくんへ「俺も3枚しか撮れなかった」と返すきょうちゃんを横目に、
「あのー、なんか最後の方Aのペットみたいなのいなかった？」
「いたよな？おいでーって呼ばれて飛んできたよな？」
事の当事者であるわたしとゆうくんに向かって慎太郎とじゅりくんが詰め寄る。
『そんなことありました？』
「ありましたかね？俺的には完璧に逃げ切れたかなって思うんだけど」
「こいつらやってんぞ！」
『あはは、ごめんなさい、ズルしました！』
ゆうくんの顔を写すことができたものの、本人自らが映り込みに来てしまった写真のため、わたしのチェキはノーカウントに。
「でも良い写真だよね、こーち超良い顔してる。犬っぽい」
「犬っぽいっておいジェシーそれ褒めてる？」
『へへ、こちわんこ』
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美紀(プロフ) - SixTONESとジャニーズ全グループ大好きですコロナと気温差がすごいので体調に気をつけましょう (2023年3月14日 6時) (
レス) id: e7f1610a24 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 面白いです。文字のフォントとかデザインが可愛くて読みやすいです。続き楽しみにしています！ (2021年8月27日 15時) (レス) id: 79687b1a79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏憐 | 作成日時：2021年8月8日 22時
