【Fischer's】魚達と私の縁と。 (ページ8)

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対面早々ページ8

「ぺけか？相変わらず声高ぇな！！」

馬鹿でかい声が聞こえたかと思うとバタバタと階段を登り終えた人と目が合った。

この人がさっきの声の人か……？登るのすごく早かった気が…。

するとその人と目が合って___

「おま…！？何で俺らがここにいるって分かったんだよ！？」

___突然キレられた。

彼が話した内容の意味が分からずポカンとしていると次々と男子達が登り終えて来るなり一斉に私に向かって声を浴びせて来た。

「うわまじかよ」
「また探し直しー！？」
「まだ一ヶ月しか経ってないじゃん！」
「空気読んで…」
「流石に昼は七人きりにさせてくれね？」

『いやうるせぇよ！！しかも誤解だし！』

彼らが驚き、辺りが静まり返る。

『私はこいつに連れてかれただけだから！お前らなんかに興味ねぇからな！？』

私が骨を指差しながら大声で言うと、一番最初に登り切った人が

「え。ぺけが誘ったの？」

と聞くと

「うんー。俺誘ったよ。」

と骨が答えた。そして

「俺らにこんな態度とった子今までいなかったでしょ？」

と続けた。

??「こいつ女子かどうか危ねえけどな。」
『おい聞こえてるぞ筋肉チビゴリ。』
??「うわこいつやべえwwww」

筋肉チビゴリが一頻り笑うと

「俺シルクロードって呼ばれてるんだけど」

と言った。
すると彼に続いて

「ンダホ！」
「マサイ。」
「モトキー。」
「…ダーマ。」
「ザカオでーす。」

と自己紹介が始まった。

『え。ごめん。私お前らと絡むつもりない。』

気づけば心の声が出ていた。