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「横山さん、ち？」
す『おん、ちょっとの間な』
カレーを口いっぱいに頬張り、何でもないことのようにすばるさんは言った。
何がどうしてそうなったの？
急な展開で私の頭がついていかない。
昼間すばるさんから掛かってきた電話は、週刊誌に私たちが載るっていう話しだった。
いつかは、こんな日がくるんじゃないかって思ってた。
前にただよしくんが言ってた。
事務所に知られたら、あれこれ言われるって。
電話を受けている最中から溢れだした涙。
最悪なことを考えだしたら、余計に止まらなくなった。
別れなきゃ、いけないの…？
今年はデビューして10周年。
来年には、すばるさんの主演映画も公開される。
ソロデビューだって､､
そんな中、熱愛報道だなんて…。
きっと事務所は許してくれないはず。
怖くなった。
私と仕事を天秤にかけたら、すばるさんは仕事をとるだろうから､､
歌うことはすばるさんの命だから。
1人で考えていたら、怖くて不安でどうしようもなくて涙は一向に止まってくれなかった。
しばらく、リビングでそのままいた。
どれくらい時間がたったんだろう。
窓の外が少しずつ夕焼けの色を帯びてきた。
ご飯、作ろ､､
そう思って立ち上がったとき、さっきの電話を思い出した。
すばるさんは、大丈夫って言ってた。
心配することないって､､
すばるさんが、そう言うのなら大丈夫なのかもしれない。
適当にその場しのぎで、そんなこと言う人じゃないから。
大丈夫、きっと大丈夫。
私はここで、ちゃんとすばるさを待ってよう。
よし、ご飯作ろう。
私は私のできること、ちゃんとしよう。
冷蔵庫を開けてみたものの、めぼしい食材は使い切っててない。
今日、買い物に行こうと思ってたんだよね。
冷凍庫にある食材と相談して、シーフードミックスを使ってカレーと茹でて冷凍してあったほうれん草とベーコンのソテー。
それと、卵とトマトのスープを作った。
そして、話しは冒頭に戻る。
「なんで横山さんち？」
す『まだ記者がこの辺おるしな、ホテルとかも考えてんけどヨコんちが安全やと思って』
そっか、記事には私の写真もあるって言ってた。
ていうことは、記者の人は私の顔も把握してるってことなんだよね、、
怖いな、私が知らない人が私のこと知ってるって…
気持ち悪い…。
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ssiooRi(プロフ) - みけねこさん» ありがとうございます☆DEMOは嬉しい贈り物でしたね(^^)また更新しましたら、お付き合いください。 (2019年8月11日 18時) (
レス) id: 53c5fb00c0 (このIDを非表示/違反報告)
ssiooRi(プロフ) - まいこさん» ありがとうございます☆のろのろ更新ですが、またよろしくお願いします。 (2019年8月11日 17時) (レス) id: 53c5fb00c0 (このIDを非表示/違反報告)
みけねこ(プロフ) - 更新ありがとうございます。更新楽しみに待ってます！私もDEMO聴きながら毎日を過ごしてます。お話楽しかったです！ (2019年8月11日 5時) (レス) id: 5ac0d2c424 (このIDを非表示/違反報告)
まいこ - こちらの小説大好きです。いつも更新を心待ちにしています！ (2019年8月11日 2時) (レス) id: 2605220462 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ssiooRi | 作成日時：2019年2月11日 20時
