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帰ったら、新しい家の希望聞いたろ。
広いキッチンがええって言うやろな。
今の家のリビングは日当たりが良くて、Aも気に入っとる。
今度の家も、そんな家がええな。
引っ越しは、また大輔に頼むか。
日本に帰ってきてるやろうから、早めに連絡しとくか。
幸いなことに、今日のリハははよ終わった。
頑張った、今日のおれ。
足早に楽屋を出て、急いで家に帰った。
す『ただいまっ』
急いで玄関を開けると、ぷんっと鼻をかすめるのはカレーのええ匂い。
「おかえりなさい」
リビングからひょいっと出てきたAは、いつものエプロンをつけていつも通りニッコリ笑ってた。
Aの腕をとって、自分の胸の中に引き寄せた。
ぎゅっと抱きしめると、ゆっくりおれの背中に回ったAの腕の感触に安心した。
す『心配さしたな、すまん』
おれの腕の中で、小さく頭を振ったAが小さな声で
「…別れる？」
さっきより、強くぎゅっとおれに抱きついてそう言った。
震えるAの背中をゆっくり撫でてやる。
心配、さしてもうたな。
1人で不安やったんやろうな､､
ごめんな、ほんまごめん。
す『んなわけあるか』
おれがAを離すわけないやんか。
す『でもな、今はまだAのこと公にはでけへんねや』
ゆっくり顔を上げたAの目には、涙が溜まってた。
零れ落ちそうなそれを、指をすくってやると擽ったいのか身を捩ったAをもう1回ぎゅっと抱きしめた。
す『事務所にはな、別れろって言われてん』
「うん…」
す『おれ、嫌や言うてん。でな、今はそんな時期やないやろって言われた』
「うん…」
す『おれな、ずるいねん…』
す『関ジャニもな、Aもおれ大事やねん』
「うん…」
す『どっちも諦めたないねん、、だから、もうちょっと待ってくれへん？』
「なにを、？」
す『ちゃんと家族になる日、頑張って認めてもらから』
「うん､､」
す『もうちょい、待ってください』
目を涙にうるませたまんま、Aはニッコリ笑って
「はい、いつまでも待たせてください」
そう言ってくれた。
それから、Aが作っててくれたシーフードカレーを食べながらこれからのことを話した。
事務所から引っ越しせえ言われたこと。
ヒナが新しいマンション見つけてくれること。
記者がこの辺をまだうろついてるかもしれんこと。
引っ越しが終わるまでヨコの家に世話になること。
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ssiooRi(プロフ) - みけねこさん» ありがとうございます☆DEMOは嬉しい贈り物でしたね(^^)また更新しましたら、お付き合いください。 (2019年8月11日 18時) (
レス) id: 53c5fb00c0 (このIDを非表示/違反報告)
ssiooRi(プロフ) - まいこさん» ありがとうございます☆のろのろ更新ですが、またよろしくお願いします。 (2019年8月11日 17時) (レス) id: 53c5fb00c0 (このIDを非表示/違反報告)
みけねこ(プロフ) - 更新ありがとうございます。更新楽しみに待ってます！私もDEMO聴きながら毎日を過ごしてます。お話楽しかったです！ (2019年8月11日 5時) (レス) id: 5ac0d2c424 (このIDを非表示/違反報告)
まいこ - こちらの小説大好きです。いつも更新を心待ちにしています！ (2019年8月11日 2時) (レス) id: 2605220462 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ssiooRi | 作成日時：2019年2月11日 20時
