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翌日、朝早くに大阪に向かうすばるさんを見送った。
「行ってらっしゃい」
す『ん､､』
昨日、怒ったことをまだ引きづっているのか歯切れの悪いすばるさん。
私の目も見ないつもりかな？
私の心は、もう決まってるのにね。
「すばるさん？」
す『ん？』
両手ですばるさんの頬を包んで、強制的に目を合わした。
「今日、声を掛けてくれたカフェに行ってお断りしてくるね」
私がそう言うと、またバツの悪そうな顔になる。
す『ん､､』
「すばるさん？私が自分で決めたんだよ？バイトはしないって」
頬を包んだまま、すばるさんの目を見つめてゆっくりと話しかける。
すばるさんは、それをじっと聞いている。
「すばるさんが私が家にいることで、安心してお仕事できるならそれがいいんだって。ちゃんと納得してるから、ね？」
す『ん､､』
「いつ帰ってきても、私はここにいるからね？私はお家のことして、すばるさんの心と体を守るのっ」
そう言って少しでも安心してほしくて、罪悪感なんて持ってほしくなくて笑ってみせた。
バイトは確かにしたかったけど、それが理由ですばるさんと喧嘩なんてしたくない。
周りからみたら、少し歪かもしれないすばるさんの愛情は重たくて、深い。
それを心地いいと思ってしまう私も、相当アレかもしれない。
すばるさんが、すばるさんの知らないところへ行くなと言うなら、行かない。
それで、すばるさんが安心できるなら私はこれからもそうしたい。
それが、私にできるすばるさんを守るということなんだと思う。
すばるさんは、ゆっくり私を抱きしめた。
首筋に顔を埋めているから、表情までは伺えない。
でも、まだきっと複雑な顔してるはず､､
優しい人だから。
正直な人だから。
私がやりたいって言ったことを、拒否してしまった罪悪感がまだ拭えていない。
「久しぶりに551の肉まん食べたいな、帰りに買ってきてくれる？」
すばるさんの体をぎゅっと抱きしめて伝えると
す『いっぱいこうたる』
「2個でいいよ、いっぱいは食べれないよ(笑)すばるさんと、1個ずつ食べるの」
さっきから鳴っているすばるさんの携帯。
そろそろ送り出さなきゃ、、
「行ってらっしゃい」
す『行ってくる』
少し背伸びして、私からキスをすると漸く笑ってくれたすばるさんがもう一度キスした。
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ssiooRi(プロフ) - みけねこさん» ありがとうございます☆DEMOは嬉しい贈り物でしたね(^^)また更新しましたら、お付き合いください。 (2019年8月11日 18時) (
レス) id: 53c5fb00c0 (このIDを非表示/違反報告)
ssiooRi(プロフ) - まいこさん» ありがとうございます☆のろのろ更新ですが、またよろしくお願いします。 (2019年8月11日 17時) (レス) id: 53c5fb00c0 (このIDを非表示/違反報告)
みけねこ(プロフ) - 更新ありがとうございます。更新楽しみに待ってます！私もDEMO聴きながら毎日を過ごしてます。お話楽しかったです！ (2019年8月11日 5時) (レス) id: 5ac0d2c424 (このIDを非表示/違反報告)
まいこ - こちらの小説大好きです。いつも更新を心待ちにしています！ (2019年8月11日 2時) (レス) id: 2605220462 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ssiooRi | 作成日時：2019年2月11日 20時
