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「え…」
私を見るすばるさんの目が、見たことないくらい鋭い。
す『え、ちゃうやろが』
すばるさんの怒気を含んだ声が、耳に響いて痛い､怖い…。
す『おれ、言うたよな？家におってくれって』
体をこちらに向け、私を見るすばるさんの目が強くて体が強張る。
す『なあってっ』
何も言わない私に、大きなため息をついたすばるさんは短くなった髪の毛を掻きむしって頭を左右に振った。
す『なぁ、A？なんでバイトしたいん？』
すばるさんの目には表情がある。
私の全部を包み込んでくれるような眼差しでだったり、甘えるときにはふにゃっとなったり、欲をはらんだときには妖艶になる。
今は、怒りだ､､
小皿を持ったままだった手に、雫が落ちた。
すばるさんがなぜ怒っているのかわからなくて、私を見る目がきつくて怖くて私は泣いていた。
こんなすばるさんは、初めて見た､､
私は何を間違ったの…？
す『なぁって、言えって』
言わなくちゃ､､
1人で家にいるのが寂しいこと、お金のこと。
頭では説明しなきゃ、ちゃんとわかってもらわなきゃって思ってるのに口の中がひどく乾いて言葉が出てこない。
そんな私に痺れを切らしたのか、すばるさんはソファーから立ち上がり私の目の前に来た。
す『A、泣かんと言えや』
私の手を掴み、すばるさんは静かにもう一度言った。
「んっ…すっ、すばるさん､､忙しくて家にあ、んまりいないし、、」
す『うん』
泣いている私の背中を擦ってくれる、その手はやっぱり優しい。
「家にい、ても寂しい､､」
す『それだけか？』
「お金、が…」
す『金？』
「ちょっ､､貯金が少なく、なってきたから」
す『ん？お前あの金はどうしたん？』
あの金って言うのはきっと、慰謝料のこと。
「あれは使えない、よ…」
私がそう答えると、すばるさんは黙ってしまいまい何かを考えているようにも見えた。
す『ほんなら、おれが金やるわ』
それならええやろ、と話しはもう終わりだとまたソファーの方へ戻っていくすばるさん。
「だめだよっ」
す『なにがやねん』
「今だって生活費、全部出してもらってるのに…。自分のものくらい、自分で買いたい､､」
す『だから、バイトしたい言うんか』
「う、うん」
す『あかんっ』
「なんでっ？」
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ssiooRi(プロフ) - みけねこさん» ありがとうございます☆DEMOは嬉しい贈り物でしたね(^^)また更新しましたら、お付き合いください。 (2019年8月11日 18時) (
レス) id: 53c5fb00c0 (このIDを非表示/違反報告)
ssiooRi(プロフ) - まいこさん» ありがとうございます☆のろのろ更新ですが、またよろしくお願いします。 (2019年8月11日 17時) (レス) id: 53c5fb00c0 (このIDを非表示/違反報告)
みけねこ(プロフ) - 更新ありがとうございます。更新楽しみに待ってます！私もDEMO聴きながら毎日を過ごしてます。お話楽しかったです！ (2019年8月11日 5時) (レス) id: 5ac0d2c424 (このIDを非表示/違反報告)
まいこ - こちらの小説大好きです。いつも更新を心待ちにしています！ (2019年8月11日 2時) (レス) id: 2605220462 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ssiooRi | 作成日時：2019年2月11日 20時
